木下直人さんより送っていただいたCD。演奏しているパリ・サクソフォン五重奏団 Quintette Sax of Parisについて簡単に解説する:吹奏楽界の名門ギャルド・レピュブルケーヌ吹奏楽団のメンバーにより構成された団体で、何度かメンバーを入れ替えつつ、1980年代から1990年代初頭にかけて活躍した。多くの新作を委嘱し、その中には現在のスタンダードな五重奏レパートリーとして定着しているものも多い。
「Jazz Paris Sax(Quantum)」
Stan Kenton - Opus in Pastels
Jérôme Naulais - Mise a sax
Claude Bolling - Main de fer et gant de velours
Jean Claude Naude - Un petit homme timide
Chich Corea/Claude Terranova - Spain
Lennie Niehaus - A Ballad for Five
Michel Legrand - Porcelaine de sax
Vladimir Cosma - Sax Brothers
Lennie Niehaus - Waltz of the Sax
Martial Solal - Balade pour quitette de saxophones
Andre Beun アンドレ・ブーン
Georges Porte ジョルジュ・ポルト
Bernaud Beaufreton ベルナール・ボーフルトン
Michel Trousselet ミシェル・トゥルーセル
Maurice Delabre モーリス・ドゥラブル
ジェローム・ノレ、クロード・ボリング、ミシェル・ルグラン、レニー・ニーハウス、ウラジミール・コスマ…という、著名な作曲家たちの作品ばかりを集めてあるのだが、これ、どうやらチック・コリアの作品以外はオリジナル作品なのではないか!?もしや、これもすべてパリ五重奏団が委嘱した作品なのだろうか…気になる。
"JAZZ"というほどジャズではない(1920年代のダンス・ミュージックみたいな曲もある)のだが、この豪華絢爛さの前には何も言うまい。暮れに聴いた石渡氏の演奏を思い出した。今では失われつつある何かを、そして本当に美しいものとは何なのかを、音で教えてくれる。聴いていると、とても幸せな気分になるなあ。曲によって編成がかなり変わっていて、ソロをフィーチャーしていたり、ドラムスやベースが入っていたり、サウンド的に見みが飽きないというのも良いですね。
興味ある方はkuri_saxo@yahoo.co.jpまでご連絡を。
これはまた別の記事にするつもりだが、このQuantumのパリ五重奏団のシリーズ、今では入手至難なのだそうだ。クラシックというシリーズについては、そちらは以前紹介した。そして、なんと映画音楽のディスクがあるようで…(情報をお持ちの方はぜひお知らせ下さい)。
2 件のコメント:
映画音楽のディスクって、これかな?
「Musiques de Films」
Michel Legrand Medley
West Side Story
Dancing (Mickey NICOLAS)
ウチにあります(爆
PS 10日のチケット、1枚お願いしたく。何時に行けるかわかりませんが (--;
> mckenさん
うおお!それです!さすが、としか言いようがありません(笑)
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