2020/08/30

デザンクロのレクイエム新録音

アルフレッド・デザンクロ「レクイエム」の新録音が、昨秋、リリースされていたことを知った。オルガン版で、その点はフレデリック・デザンクロ参加盤と同じ。

演奏クオリティはなかなかのもの。たまにオルガンの不思議な音がするが、ストップ奏法って、こんなもんなのだろうか。あまり詳しくない…。

サブスクリプションサービス等でも聴ける。
https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lfxxw-ie9uZ8d_o8q-8VYbsio-VH3IKgI

どなたかぜひ「レクイエム」管弦楽版の録音を…ついでに、「交響曲」の録音を…。

2020/08/29

「2001年宇宙の旅」に…

スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」は私が一番好きな映画。全編にわたって緻密に造り込まれた、50年以上のものとは思えぬ映像美、そして絶妙に各シーンにマッチする音楽。言わずとしれた名作だ。

最近、久々に見返していたところ、とても地味な箇所にサクソフォンの音が紛れていたので備忘録として記す。ディスカバリー号の木星探査ミッションの場面で、ディヴィッドとフランクが、タブレット端末で自身の出演したテレビ番組を観るシーン、その番組冒頭のオープニングに、甘く軽快なジャズ風のサクソフォンが聴かれる。

2020/08/28

楽譜を見るとき

所有楽譜の全てを電子化済なのだが、肝心の「見る」ときには印刷している紙に印刷している始末。

そろそろそこも電子化を…ということで、タブレットか電子ペーパーを検討中。

2020/08/27

トゥールの哀歌

未だに、エストニアの四重奏団、タリン・サクソフォン・カルテットが演奏するトゥール「哀歌」を聴くことが出来ていない。「お国モノ」ということで、いつかはきちんと聴いてみたいのだが、マイナーレーベル過ぎて…。

アムステル・カルテットの演奏が比較的入手しやすいが、緩急の対比が極端に付いてこそ、の作品であるところ、「急」が物足りないのだ。「緩」が素晴らしいだけに、なおさら惜しい…。

取り合い

我が家のGoogle Home(スマートスピーカー)のメインの役割は音楽再生。Google Play Musicのサブスクリプションサービスと契約しており、音声で指示すれば大概の曲は再生できる。

息子3歳が最近音声操作が上手くなってしまい、私が自分の好きな曲を聴いていると、「オッケーグーグル、ストップ」「オッケーグーグル、〇〇〇〇をかけて」と、変えられてしまう…のが最近の悩み。

2020/08/25

響くだけ

様々な録音を聴いていると、レコーディングのせいなのか、マスタリングのせいなのかは判らないが、ウワンウワンと響くだけのようなものにぶち当たることがある。

正直、何度も聴き返す気には(いくら演奏が良くても)ならないのだが、疲れているときに通勤電車の中で聴くのは、そのくらいのものがちょうど良いことが分かった(笑)。

まあ、最近は週一ペースでしか出社していないため、そんな機会も殆ど無いのだが。

2020/08/24

原博巳さん逝去より一年

早いもので、本日原博巳氏が亡くなって一年経つ。

訃報に接したその時には、あまりに現実感が無く、信じられない/認めたくない、といった気持ちが先行していたのだが、時を経るにつれて、拒絶と受容のバランスが取れたところに落ち着いてきた。

残念なことに、亡くなったその事実は変えらない。兎角、サクソフォン界は、一年前のこの日、極めて優れた音楽家を一人失った、ということだ。

2020/08/23

弦のトランス作品

あくまで個人的な感覚だが、弦のトランス作品をサクソフォンで演奏する際…作品に依存せずソプラノ〜バリトンの各楽器での演奏を比較したとき、ソプラノで感じられる「痛さ」を、バリトンで感じることが殆ど無い。音域が低いほどに、そのように感じる。

ソプラノでの演奏は、テクニックの妙を感じることはあれど、「ソプラノはソプラノ」という感覚だ。しかしながら、バリトンでの演奏は、一つの形式を形作っている…とでも言いたくなる。

ティエス・メレマ氏の最新版(メンデルスゾーンの「チェロ・ソナタ」のシングルカット)を聴きながら、そんなことを思った。

2020/08/22

シティ・ノワール初演映像

グスターヴォ・ドゥダメル氏がロサンゼルス・フィルハーモニックの芸術監督に就任した際の、記念演奏会のDVDを(久々に)ゆっくり観た。

ジョン・アダムズ「シティ・ノワール」の初演。サクソフォンの素晴らしさは言わずもがな、舞台・客席の双方を包む高揚感と、楽曲の疾走感の相乗効果に、初めて聴いたとき以来の興奮を覚えた。弦の、いくぶんかの「雑味」も重要要素。

いろいろ余裕無く、流し聴きばかりのここ最近だが、どんな曲も、集中してじっくり聴かないとな…。

2020/08/21

アルテQのアルバム

Andreas Schaererとの合作になるArte Quartettのアルバムがなかなか衝撃的だった。特に1曲目の「Großer Bruder von q1」の凝縮されたような濃密なテンション…録音でここまで耳を捉えて放さないのは珍しい。

ArteQ様々なジャンルへの対応力(のようなもの)には、毎度驚かされる。音色がかなり関係していると思うのだが、実際どのような生音なのだろうか。

2020/08/20

グラス

ピーター・グリーナウェイ監督「Four American Composers」の、フィリップ・グラス編が好き。

「Music in Similar Motion」から「浜辺のアインシュタイン」へと繋がるフィリップ・グラス・アンサンブルの演奏(サクソフォンは、ジャック・クリプル氏、他)が見物で、セッション録音と違った臨場感が魅力的だ。

2020/08/19

虎になった男

https://youtu.be/ZgN6Wej_YHM

春先に話題になった演奏。聴いたときの衝撃たるや。大人顔負け、ってこういうことだ。

作曲は佐藤信人氏。諸々の経緯はYouTubeのコメント欄に記載あり。

2020/08/18

Book of the Dead

ソプラノサクソフォンと吹奏楽のための協奏曲、Roy D.Magnuson「Book of the Dead」は、ぜひ多く演奏されてほしい作品だ。吹奏楽とサクソフォンの協奏曲作品は増えてきたが、その中でも傑作の一つ…だと思う。

残念ながらまだ日本国内での演奏機会は無い…というか、初演者であるRaul Nolen氏が演奏・録音した、という話は聞いたことがないのだが。YouTubeに初演の模様がアップされている他、Albanyレーベルから録音も出ている。カップリングはマスランカ「サクソフォン四重奏と吹奏楽のための協奏曲」(こちらも名曲!)。

2020/08/17

あのデザンクロ

聴くたびに不思議に思うのだが、ダニエル・デファイエ四重奏団のデザンクロ「四重奏曲」の演奏、あの楽譜や指示をどう解釈すれば、あのような演奏になるのだろうか。

優雅にして流麗、縦も合っているのか合っていないのかわからない(どちらかといえばあんまり合っていない)演奏だが、なぜあのように魅力があふれるのか。リハーサルの過程でメンバー内部でどのような会話がなされたか、大変興味深い。

2020/08/16

ギャルド吹奏楽団がテナー奏者募集

フランスの名門、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が、テナーサクソフォン奏者を募集している。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3326262367440408&id=1598718383528157

推測だが、Marc Duchene氏の後任枠だろうか。指揮は未だにフランソワ・ブーランジェ氏だったのか、知らなかった。

2020/08/15

コングレス開催延期

http://www.japan-sax-congress.com/

新型コロナ感染収束見通し立たずの状況を受け、2021年に日本で開催予定のサクソフォン・コングレスが、2022年開催に延期となったようだ。本日、公式ページにて発表があった。

最近のスター

いま、日本の中高生たちの間で「スター」として聴かれているカルテットは、どこの団体なのかな…。おおかた、トルヴェールQか、レヴQあたりなのだと思うが、アンケートなどとったら面白い結果が出るのかも。

2020/08/14

サブスクリプションサービス

Google Play Musicをサービス開始時から使っている。月額わずか780円で、何千万曲にフルアクセスできるなど、数年前には想像もできなかったこと。新しいアルバムもあっという間に聴くことができる。

とはいえ、何もかもあっさり。便利さと引き換えに無くなったパッケージメディア時代のワクワク感は、もはや遠い日の幻。

2020/08/13

ここ最近

コロナ感染拡大の混乱、鬱々とした長い梅雨、さらにコロナ第二波。本業はほぼリモートワーク。落ち着かない日々。

気がつけば随分と投稿しないまま経つ。仕事と家庭のことでメンタルが溢れている。

・ニコラ・プロスト氏がマルセル・ミュール氏の動画(映画の一場面)をアップしていたのには驚いた。
・ジャン=ポール・フーシェクール氏のLPを1X年越しに入手。素晴らしい演奏だった。
・ロンデックス本三部作入手。名前入れてもらってほっこり。しかしながら、大量に送った情報のうち使われたのは僅かだった。