昨日の催しは、マスランカ氏の到着が遅れるということで、16:00~18:00に予定されていた、マスランカ氏のマスタークラスの内容が次のように変更になった。
D.マスランカ - サクソフォン協奏曲より第2楽章~第5楽章(雲井雅人)
雲井雅人サックス四重奏団によるマスタークラス:D.マスランカ - レシテーション・ブックより第1楽章、第5楽章(Tsukuba Saxophone Quartet)
雲井さんの演奏で、マスランカ氏の「協奏曲」がぜんぶ聴けることになったのは幸いであった。それにしても、本当に雄大な曲だ。日本のような狭い場所にいては、こんな広々た音楽は書けないのだろうなあ(もちろん、それだけではないと思うけれど)。祈りのような精緻な音楽から、凶暴で追い切れないような超速フレーズまで、長大なスパンのなかで、時間軸に沿って様々な表情を楽しんだ。これは吹奏楽バックの演奏も聴いてみたいなあ。
雲井さんの音は本当に不思議だ。確かに鳴っているのはサックスなんだろうけど、何か別の遠い場所から鳴っているかのようにも聴こえた。何気ないロングトーン一つが会場の空気を支配して、遠い世界に連れ去られるような感覚にも陥った。
後半は、雲井雅人サックス四重奏団の方々によるマスタークラス。私たちの演奏は、事故多発しつつもなんとか最後までたどり着いた、という感じ(苦笑)。いろいろなコメントを頂いて、でもやっぱり技術的に追いつかなくて、それでもなんとかキャッチアップしたいという気持ちはあって…というなんとも言い難い感覚に陥りながら、充実した一時間を終えた。このような機会を提供してくださった、佐藤さん他関係者の皆様に、心より感謝申し上げたい。
(19:00からのコンサートの模様については、明日書きます)
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