【Business Class Saxophone Ensemble 2012 Concert】
出演:Business Class Saxophone Ensemble、中村愛(harp)
日時:2012年12月15日(土曜)18:30開演
会場:かなっくホール(東神奈川)
プログラム:
F.プーランク/喜多形寛丈 - ミサ曲ト長調より"Kyrie"
G.ピエルネ/M.ミュール - 昔の歌、鉛の小さな兵隊の行進
P.ヴェローヌ - アンダルシアの騎士
D.ミヨー/啼鵬 - フランス組曲より
J.タイユフェール/島藤寛 - ドビュッシーへのオマージュ
C.ドビュッシー/中村均一 - ベルガマスク組曲より"前奏曲"
C.ドビュッシー/宇田川不二夫 - 神聖な舞曲と世俗的な舞曲(ハープ独奏:中村愛)
C.ドビュッシー/栃尾克樹 - 小組曲(ハープ独奏:中村愛)
C.ドビュッシー - ベルガマスク組曲より"月の光"(アンコール・ハープ独奏:中村愛)
宇田川不二夫 - 月夜の祈り(アンコール)
新横浜と東神奈川があんなに近いとは思わなかった。おかげで、ぎりぎりとなったがメインの「小組曲」から聴くことができたのだった。なんと、ちょうど「小組曲」が始まる瞬間に会場に飛び込めた。さすがに「小舟にて」こそ、複雑な和声進行と音の立ち上がりとテンポのせめぎ合いに苦労しているようにも聴こえたが(この楽章は超難しいっす)、続く「行列」や「メヌエット」での感の短い部分を使ったえもいわれぬ音色やフレージングなど、かなっくホールのような会場で聴くとゾクゾクする。中村愛氏のハープを加えたことによる効果は想像以上で、発音媒体の違う楽器がひとつ入るだけでこうも印象が変わるのかと驚いてしまった。個人的な感覚だが、見た目的な華やかさも、ある意味ドビュッシーの作品にマッチしていると思った。
「月の光」も良かった。ハープ奏者と親交があるサクソフォン団体はあまりないとは思うが、もし実現可能性があるならば演奏したい!と思ってしまう。このアレンジはアンドレ・カプレ編のアレンジベース…ではないように思えるが、実際どうだったのだろう?
本日のプログラム冊子と、そこに挟まっていた中村愛氏の…えっと、ブロマイドっていうのかな?違うか。なんだかモデルのポストカードみたいでかっこいいな。
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