2010/04/26

アルルの女(クリュイタンス指揮パリ音楽院管)

これも、さとうさんに送っていただいた録音。

アンドレ・クリュイタンス×パリ音楽院管弦楽団という組み合わせは、フランス音楽をやらせたらもう言わずもがなの史上最強コンビ(だと思う)。木下直人さんに最高の状態で復刻していただいたラヴェル作品集は頻繁に聴くし、フォーレのレクイエムの録音も素晴らしいし、、、えっと、あと何か手持ちの録音はあっただろうか。

ビゼーの「アルルの女」第一組曲&第二組曲の録音もまた、このコンビの名を知らしめた名録音。瞬間瞬間の響きが美しく、夢のようなピアニシモから、豊潤なフォルテまで、いかなる時にも常に輝きと高貴さを失わないのだ。楽器の響きとしては、弦の何気ない響きと、あと個人的にはホルン、というか「コル」が好きですね。ヴィブラートがかかるんですよ。去年、諸事情によりなぜかテナーサクソフォンでこのパートを吹いたのだが、そのとき参考にしたのもこの録音だった。

ソシエテって、聴けば聴くほどに"ラテン系"オーケストラなイメージがあるのだが、皆様はどうお思いだろうか。音色の明るさといい、リズムの弾けっぷりといい…ヴィラ=ロボスとかやらせたら凄いんじゃないかなあ、とか(笑)不謹慎ながら夢想してしまう。

サクソフォンは、たしかギャルド・レピュブリケーヌのミシェル・ヌオー Michel Nouaux氏だったと思う。さすがにダニエル・デファイエと比べてしまうと劣勢なのだが、素朴ななかにも煌きと意志を湛えた、「この時代の音」を出している。第二組曲「メヌエット」でのオブリガートなど、ゾクッとしてしまう。

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