Jean Pierre Thiollet著「Sax, Mule & Co」という本を購入した。A5版、全242ページ。マルセル・ミュールに関する重要な書籍のひとつであり、多くの資料でこの書籍が参照されていることで以前から存在を知っていたが、国内はもちろんのこと、海外の通販サイトでも取り扱っておらず、ずっと買えないでいたものだ。今回、Vandorenのサイトで発見し、購入に至った。
内容としては、マルセル・ミュールに関連した資料がメイン。特に、約40ページに及ぶインタビューと、サクソフォンに関連した作曲家に関する説明(およそ100ページ)が圧巻である。そのほかは、ディスコグラフィやパリ音楽院の卒業生リストなどで、「Marcel Mule: sa vie et le saxophone」と内容を同じくする部分であった。
フランス語で書かれているので、まだほとんど読めていないのだが(もったいない!)、この40ページのミュールのインタビューは、非常に価値のあるものではないかと思った。インタビュー日時は、1986年7月17日とある。ヴァンドレンのあのビデオのインタビューなどよりもずっと長く、おそらくこれまでに私が知っていたどのインタビューよりも充実したものではないかなと思った。
作曲家のリストも、一人ひとりの紹介にかなりの分量が割かれており、また、フランスの作曲家のみならず、その他の国の作曲家についても十分すぎるほど詳しく述べられており、素晴らしいリファレンスになるものだと感じる。こちらも、願わくば日本語、いや、せめて英語で書かれていれば…(;_;)
この本、読むのにはかなり骨が折れそうだ。
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