
Quatuor Carré Mêlé
Julien Petit, soprano saxophone
Olivier Besson, alto saxophone
Ronan Baudry, tenor saxophone
Nicolas Chapeland, baritone saxophone
この不思議なアルバムタイトルは、たぶんあれかな、saxophoneとsemaphore(信号とか合図の意)を掛けたのだと思う。その意図することころはイマイチ良くわからない(解説がフランス語なので)のだが、このアルバムを聴くのに言葉は必要ないなと感じた。プログラムは、以下。
J.Whelan - Trip to Skye
R.Becker - Le marchand de chaussures électriques
R.Gary - Saxophares et Sémaphones (text)
Y.Chauris - Graal en quête
Traditional - An awen
R.Becker - Chant d'amour pour Kermaria
B.Menut - Trop breizh
Traditional - Celte O'Carré
B.Menut - Pen enez
R.Becker - Gavotte d'hiver
D.Squiban - Porz qwenn suite
A.Hervé - Celtic Medley
全体的な響きは、民族音楽、ジャズ、ロック、クラシック音楽の融合、といった趣。しかしどれも非常に洗練された響きで、テクニックや音楽も申し分なく、完成度の高いアルバムだ。このアルバムを聴いて何が楽しいかというと、時折非常に耳を刺激する響きを持つ曲がある、ということ。単純にリズムのエッジが立っているとか、カッコイイから、ということではなく、妙に心の琴線に触れる曲があるなあと感じた。
例えば一曲目に置かれた「Trip to Skye(なぜかジャケットにはSkyと書かれているが、正確にはSkyeである)」。テナーとバリトンの導入部に続いて、アルトが何気ないメロディを奏で始めるのだけれど、そのメロディにすっと惹きこまれてしまう。何気なく部屋のステレオ(とは言わないのか?)でかけているCDに、「おっ」と反応してそのまま一曲聴きとおしてしまう、そんな不意を突かれたような幸せな感覚。そこから先も多種多様な楽曲が続くのだけれど、たぶんどの曲が誰にマッチするか、というのは、人それぞれなのだと思う。
私などは、一曲目とか、Chaurisの「Graal en quête」とか、それから伝承音楽の「Celte O'Carré」、さらに最後の二曲あたりにぐっと心をつかまれた(最後のケルティックメドレーは、賑やか!!)。…お。メロディやリズムに心をつかまれるなんて、素敵じゃないですか。あまりサクソフォンのアルバムらしくない、というところも、すっと曲に入っていける理由なのかもしれない。
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