
恥ずかしながらフランセの「クラリネット協奏曲」というのは初めて聴いたのだが、ああもう素晴らしいですね。エスプリを空間いっぱいに振りまきながら軽やかに進むクラリネット!ランスロの独奏の、なんと美しく身軽なことか!稀代の音楽家だったんだなあと、これは誰に対しても思わせてしまう演奏だ。オーケストラも、フランスの流麗な響きをたっぷりと湛えている。ときどき調子外れな音を出すのはこの時代のフランスの地方オケならではかな?笑。指揮者のポル・ミュール氏の働きがどうであるか、というのは、さすがに判断しかねるが…。
併録は、ジャン=ミシェル・ダマーズのピアノ作品、「二台ピアノのためのソナチネ」「小組曲」「タランテラ」「カリヨン」の4曲。ピアノ独奏はMichèle Elise Quérardという方だが、二台ピアノの作品ではダマーズ自身もピアノを弾いている。こちらもまた、素敵な作品だ!「小組曲」というのがイイですね。最初の楽章で、バッハの「ゴルトベルグ変奏曲」の第一変奏ような感じで始まるかと思えば、ミステリアスな第2楽章、技巧的なスケルツォの第3楽章、跳躍が印象的な第4楽章と、それぞれに異なった音楽のスタイルが与えられており、興味深く聴いた。
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