VMware上でUbuntuの仮想マシンを動かして遊んでいたら、いつの間にか時間が経っていた。昔に比べると、仮想マシンも快適に使えるようになったなあ。
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そういえばこんなCDもあったなと思って引っ張り出してきた。以前もブログで紹介したが、改めて聴いてみた。ジャン=マリー・ロンデックス Jean Marie Londeix氏とポール・ブロディ Paul Brodie氏の二重奏曲集。ロンデックスの名前はともかくとして、ポール・ブロディ氏の名前はあまり知られていないかもしれないが、1934年生まれ、カナダの黎明期~中期を代表するサクソフォン奏者の一人で、これまでに2500回に及ぶコンサートに出演し、「サクソフォン大使」の異名をとる。
この私が持っているCDは、LPの盤起こしをしたCD-Rなのだが、原盤出版元はなんとGolden Crest(1975年録音)で、おなじみの独特の残響を伴った音楽を楽しむことができる。ちなみにこのCD-R、なんとブロディ氏自身が復刻作業を行ったもので、以前eBayに出品されていたものを買った。たしか12ドルくらいだったかな。今は取り扱っていないようだが。
収録されているのは、テレマンのカノン風ソナタから4曲と、ルクレールのソナタから3曲。いずれもロンデックスが編曲したもので、Leducより出版されている。
テレマンは、曲によってアルト+テナー、ソプラノ+テナー、ソプラノ+アルトなどと持ち替えられており、なかなか楽しい。音色や美妙なニュアンスのコントロール、そして何より発音の美しさは、さすがにロンデックスに軍配が上がるが、ブロディもなかなか健闘していると思う。あと個人的には、ルクレールの緩叙楽章のゆったりとした雰囲気が好きだ。寄せては返す波に揺られているような心地になる。
どちらがどっち、ということをあまりあまり感じさせない(感じるけど)アンサンブルの妙に、この録音の価値があると思う。仲良いんだろうなあ。そうでもしなければ、フランス人とカナダ人がアメリカで録音セッションするなんていうインターナショナルな企画、実現しないだろう。
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