NHKのハイビジョン放送を録画してもらったDVDを、少しずつ観ている(送ってくださったAさんには、感謝!)。サクソフォン系の映像もいくつかあって、今年7月に行われたアレクサンドル・ドワジー氏と、カルテット・スピリタスの演奏会などを楽しんでいる。
当日のプログラムはこの記事に書いた通りだが、放送されたのは以下の4曲である。
A.デザンクロ - サクソフォン四重奏曲
F.シュミット - 伝説,op.66
D.ミヨー - スカラムーシュ
A.ヴィヴァルディ/内田祥子 - 「四季」より"夏"
確かに、すべてのプログラムの中でも、上記の4つは特に際立った印象が残っている。スピリタスの、一旦楽曲を解体し、現代に再構築したデザンクロのモダンな演奏(モダン、なんて言葉を使うと、ちょっと誤解を招くか?)や、ドワジー氏が、圧倒的な空気感と貫録のもとに演奏した、シュミット。そして、全身がから音楽が溢れ出るようなミヨーなど、やはり聴きどころは多い。
加えて、複数台のカメラによるアングル+ハイビジョンによる高画質は、NHKの独壇場ですな(笑)。鑑賞や保存に耐えうる画質&音質で、なんというか時代は変わったなあと思ってしまった。
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