リチャード・ドゥクロス Richard Ducrosの演奏動画…ではなく、写真に演奏音源を載せただけのもの。そもそもは、クリスチャン・ローバ Christian Laubaの練習曲第11番、バリトンサクソフォンとテープのための「Stan」を探していたのだが、他にもローバの作品の演奏がいくつか見つかったので、一緒に載せておく。どれも上手いなあ。
・当初の目的だった「Stan」~バリトンサクソフォンとテープのための作品。前半のフワフワした夢幻的な響きも良いが、後半はアコースティックパートがなんだかものすごいことになる。本年のフェスティバルで、栃尾克樹氏が演奏する予定とのこと。
・「Tadj」~ソプラノサクソフォンソロのための(「9つのエチュード」所収作品)。この作品からは、一本の楽器でどこまで和声的表現に迫ることができるのか、というややパラドックス的な思想を感じる。ソプラノサクソフォンでの、あるベクトルに関しての到達点を聴くことができます。凄すぎ。
・「Jungle」~アルトサクソフォンソロのための(「9つのエチュード」所収作品)。ほら、あれです。レガート、循環呼吸、スラップタンギングと重音のための練習曲(!)。
・「Hard」~テナーサクソフォンソロのための。アルノ・ボーンカンプ氏に献呈されたもので、個人的にはテナーサックス最強の無伴奏作品だと思っている。…おお、これはなかなかの名演だ、と喜ぶのもつかの間、なんと途中で切れてしまっている。
・「Balafon」~アルトサクソフォンソロのための循環呼吸のためのエチュード。それでもこの中では一番おとなしい曲&演奏かも…。
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