週末のフェスティバルで私たちTsukuba Saxophone Quartetが演奏するのは、ヤコブ=テル・フェルドハウス Jacob ter Veldhuisの「Heartbreakers」という曲だ。もともとは、ジャズ・ゼクステット+ゲットブラスター(テープ)のために書かれた2部からなる作品だが、2006年にアメリカのNew Century Saxophone Quartetがフェルドハウス氏に委嘱して生まれた、サックス四重奏+テープのバージョンである。時間の関係でPart1のみだが、いちおう日本初演ということになる。
12/23のフェスティバルコンサート前半が、「サクソフォンとライブエレクトロニクスのコラボレーション」という企画であることを秋ごろに知り、だったら、せっかくのフェスティバルだしコンクールで出来ないことをやりたいなー、と思って、こんな選曲になった次第。曲調がほとんどジャズであるため、畑違いなりのさらう苦労はあったが、いちおう何とかなった…かも。なってないかもしれないが。
…フェスティバルコンサートでは、「The Garden of Love(日本初演)」と「Pitch Black」が演奏されるそうだが、選曲段階では「Pitch Black」は候補にも入っており、危うくバッティングするところだったな。
あとは当日に、持ち込みアンプ付スピーカー(Roland CUBE-30×2本!)が、良いバランスで鳴ってくれれば問題ないだろう。…そこが一番問題か。リハーサルを取れないのはきついなあ。
何はともあれ、参加&運営の皆様、よろしくお願いします。あ、"Ensemble Φ"もテナーで出ます。そちらについては、本番をお楽しみに。
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フェルドハウス氏に22日の演奏予定、そして23日を聴くのも楽しみだ、というようなことをメールしたところ、
I am truly honoured that my saxophone repertoire is now presented to the Japanese musicians and audience.
Good luck with the concerts and please keep me informed.
とのこと。
フェルドハウス氏が書く作品は、どれもが楽しいものばかり。演奏側として、聴き手側として、ますますフェルドハウス氏の作品がサクソフォーン界に広まることを望んでいるのだ。
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