2011年の、管打楽器コンクールサクソフォン部門・一次予選の結果が出たようだ。明日には通過者全員の名前がわかることでしょう。
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以前紹介したHollywood Saxophone Quartetのフランス作品集LP。フランセ、ドビュッシー、クレリス、ボザなど、現代ではおなじみとなった珠玉の作品たちを丁寧に演奏している。アメリカのサクソフォンは、シガード・ラッシャー周辺、そして現代については守備範囲だが、その間はすっぽりと抜けている。島根県のF様に話を聞き、録音を頂戴しなければ、おそらく一生聴く機会のなかったであろう録音である。改めて、感謝申し上げる次第。
Jean Francaix - Petit Quatuor
Claude Debussy - La fille aux cheveux de lin
Gabriel Pierne - Chanson de la Grandmaman
Paul Pierne Trois conversations
Claude Debussy - La plus que lente
Robert Clerisse - Introduction et Scherzo
Gabriel Pierne - La veillee de l'ange gardien
Eugene Bozza - Andante et Scherzo
Claude Debussy - Beau soir
なんと言ったら良いのか、とにかく聴いていて落ち着く。正座して襟元正して聴く演奏ではなく、かといってBGMとして聴くわけでもなく、3時のおやつ時にマドレーヌと紅茶を頂きながら聴きたい演奏である。なんだそりゃ。隙だらけのようでありながら、技術的には完璧。音程も(さすが映画音楽専門のスタジオ・ミュージシャンだけあって)安定しているし、音色は暖かく聴いていて包まれるような印象。もし現代でこんな演奏を聴いたら、ゾクゾクしてしまうだろうなあ。
フランセは、なぜか「滑稽なセレナーデ」「カンティレナ」「冷やかし」というひっくり返った順番。解説では特にそのことについては触れられておらず、一種のアメリカン・ジョークだったりして。聴きなれたくれリス「序奏とスケルツォ」や、ボザ「アンダンテとスケルツォ」などが、実に新鮮だ。フランス流ではない、新たな世界をHSQ自ら開拓したような解釈。
このテンションのまま、もう少し硬派なデザンクロやシュミットなど、ぜひ聴いてみたかったなあ。
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