日曜日は、朝早くに実家から東京へ戻り、上中里へ。週末のサクソフォーン・フェスティバルのための練習を、午後いっぱい行った。いつも参加させていただいているEnsembleΦで、今年はNAOTO氏作曲/啼鵬さん編曲の「for you...」を、サクソフォン・オクテットにて。そして、オクテット版の「情熱大陸」に、ピアニカ、ピアノ、ドラムスを迎えて。ピアニカは、なんと高橋宏樹さんです。カッコいい!!楽しいサウンドになりそうだ。
練習後は、早々に失礼して、都営新宿線の瑞江駅へ。ビジネスクラスサクソフォンアンサンブルさんの演奏会を聴きに伺った。
【Business Class Saxophone Ensemble Concert】
日時:2009年12月6日 18:30開演
会場:東部フレンドホール
プログラム:
R.Clerisse - Introduction et Scherzo
E.Bozza - Andante et Scherzetto
F. et M. Jeanjean - Quatuor de saxophones
A.E.Chabrier - Espana rapsodie
斉藤高順 - サクソフォンのための四重奏曲
櫛田[月失]之扶 - サクソフォン四重奏曲「彩」
村松崇継/浅利真 - 彼方の光
内藤淳一 - 動物の謝肉祭
時間的に、最後の曲だけ聴ければ良いかなあと思っていたのだが、なんとか「動物の謝肉祭」の途中で駆け込んで、楽章間にドアをくぐることができた。うわっ、ものすごい数のお客さん、しかも、サックスを吹いている感じではない感じの方が多数。8回近く続けてきたということだが、固定客がついているのだろうか…いや、それにしても。
演奏がすばらしかった。8重奏だったのだが、驚くほどのダイナミクスの幅に、積極的な表現。表現のベクトルの一致具合は、これは指揮者無しのアマチュアのアンサンブルではちょっと聴いたことがないほどかも。テンポの取り方とか、かなり何度も何度もリハーサルしたと思われるほどに、気持ちよく揃っていて、この手のアンサンブルによくある危なげなさを感じるどころか、とても惹き込まれて聴いた。
最後に演奏していた内藤氏の作品は、委嘱作品で、プーランクのそれとは裏腹(?)に「鯉のぼり」「いぬのおまわりさん」「子ぎつね」「赤とんぼ」「黒ネコのタンゴ」という、純和風愛唱歌集を元に再構成した組曲。それぞれの楽章にテーマが与えられており、それに伴って各楽章のスタイルも変化に富んでいて、大変楽しかった。子ぎつねがインフルエンザをひいていたとは…。
アンコールに、内藤淳一氏の「ブライアンの休日」と村松崇継の「あなたがいるから」。最後の最後はしっとりとした素敵なサウンド、そしてメロディで締めて、客席からは大きな拍手が響き渡った。今度はぜんぶ聴いてみたいなあ。特に、小編成の演奏に興味がわいてきた。
2 件のコメント:
お忙しい中、駆けつけていただきありがとうございました。
危なげなく楽しんでできたのは、作曲者の優しさのおかげです。なんて言ってみたりして。
> shimafujiさん
そんなご謙遜を…笑。
今度は、ぜひぜんぶ聴いてみたいですね~
コメントを投稿