一日だけお休みをとって、長野県の実家に帰ってきています(ホームシックとかじゃないよ)。やっぱり落ち着くなあ。
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[1982]
新作課題曲:
Pierre Max Dubois - Respirations
1er prix:
Hiroki Saito
Marc Sieffert
Philippe Duchesne
Michel Buatois
Miguel Villafruella
Koichi Araki
Philippe Portejoie
これはこれは、よく知られた名前ばかりであることよ。まず、課題曲の作曲家であるデュボワは、おなじみですね。「Respirations」は、現在はBillaudotから出版されているそうだが、どんな曲なのだろうか…聴いてみたい。
日本人の卒業生が二人いる。斎藤広樹氏、荒木浩一氏、両者とも九州で活躍するサクソフォン奏者。1974年、デファイエ氏二度目の来日となったおりに、お二人は福岡市でレッスンを受け、それが契機となってパリへ留学したそうだ。斎藤広樹氏とデファイエ氏のかかわりについては、ThunderさんのWebページにアップロードされているエッセイ「Memory of Deffayet」、荒木浩一氏については、こちらの記事を参照いただきたい。いずれも非常に有名な資料だが、改めて読んで、その価値の大きさを再確認したところ。
ミゲル・ヴィジャフルエラ氏は、キューバ生まれのサクソフォン奏者で、デファイエ氏に師事して以降、現在では中南米を代表するサクソフォン奏者として活躍している。氏の公式ページを観ていただければ、そのアクティブさがわかると思う。YouTubeにも大量に動画がアップロードされており、素敵な演奏を楽しむことができる。ホラ・スタッカート、トマジのバラード、南アメリカ組曲、コンチェルティーノ・ダ・カメラ、ロナルド・ミランダのファンタジアに、電子音楽との共演、果てには湯山昭のディヴェルティメント(しかもマリンバ演奏者は日本人だ)まで!YouTubeで「Miguel Villafruella」と検索をかければ、ほかにもいろいろと動画が出てくるので、ぜひ探してみていただきたい。
フィリップ・ポルテジョワ氏は、私なんかはルデュー四重奏団のアルトサクソフォン奏者としておなじみだ。素晴らしい音でルデュー四重奏団のサウンドに色気を与えている様子が聴ける。まさにデファイエ氏の弟子!というところだろうか。ソロアルバム「Musique Française du XXe Siecle Saxophone & Piano」に興味があるのだが、いまだ聴く機会は巡ってこない。
2 件のコメント:
このあたりから、一気にCD世代になってくるような気がします。
ビジャフルエラ氏、ポルテジョワ氏、ともに素晴らしい奏者ですよね。CDありますので、また帰省の折にでも我が家にお立ち寄りください。
> mckenさん
卒業が1980年ころで、CDの普及が1990年前後ですから、アルバムを出し始める時期がぶつかるということですね。言われてみれば、なるほど!
またの機会に、ぜひ伺います~
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