♪オープニングコンサート/フェスティバルオーケストラ
E.グリーグ - 組曲「ホルベアの時代から」よりプレリュード
伊藤康英 - 地球は踊る
♪B会員・サクソフォーン愛好家たちの祭典/各団体
R.G.オルモス - コンチェルティーノ(Duo Green Green)
W.A.モーツァルト - アイネ・クライネ・ナハトムジーク(VIFサクソフォーン・アンサンブル)
A.リード - 「オセロ」からの3章(サクソフォンアンサンブル・なめら~か)
NAOTO/啼鵬 - for you...&葉加瀬太郎/啼鵬 - 情熱大陸(EnsembleΦ)
N.リムスキー=コルサコフ - 交響組曲「シェラザード」より(サックス倶楽部アクシェ)
G.ホルスト - セント・ポール組曲(KMA-OBオーケストラ)
♪出演愛好家とフェスティバルオーケストラによる合同演奏/フェスティバルオーケストラ&各団体
伊藤康英 - サクソフォーンのためのファンファーレ
M.ラヴェル - 亡き王女のためのパヴァーヌ
C.タイケ - 旧友
毎年恒例のアマチュアサクソフォン愛好家向けステージでした。お昼時であり、しかもフェスティバルが始まって間もない時間帯ということで、関係者はみんな出払ってしまっていて、お客さんがかなり少ない状況になっているのが残念。来年は30回記念ということだし、我々としてもぜひ盛り上げていきたいところだ(と、気持ちだけでも前向きに!)。
私は、EnsembleΦという団体に参加させていただいた。毎年恒例の臨時編成アンサンブルで、クラシックが続く中にすこしばかりのアクセントを、ということで、ややポップス寄りの選曲をしている。今回の目玉は、高橋宏樹さんを鍵盤ハーモニカに迎えての演奏でしょう!吹きながら、聞き惚れてしまった。
♪第6回アンサンブルコンクール最高位受賞団体/IBCサクソフォンアンサンブル
C.ドビュッシー/V.ダヴィッド - 弦楽四重奏曲より第1,4楽章
おなじみIBCさん。ヴァンサン・ダヴィッド編のドビュッシー「弦楽四重奏曲」をやってしまうとは…やっぱりハンパないっす。年々、アマチュア離れして、なんかもうプロの領域に踏み込んでいるのではないかと思わせるような演奏だった。あ、YouTubeに動画上がってるじゃん…( ̄ー ̄)ニヤリ。
♪第12回ジュニアサクソフォーンコンクール最高位受賞者/上野耕平
L.E.ラーション - サクソフォン協奏曲より第1,2楽章
なんと、自分のリハで聴けなかった!これは残念。どなたか感想聞かせてください。
…しかし、高校2年生が、ラーションを吹いてしまう、そういう時代なのだな(ちなみに、2位の方も高校2年生で、クレストンの「協奏曲」だと!)。あと20年くらいしたら、中学生がデニゾフ吹いているかも、というのも、あながち冗談ではなくなるのかもしれない。恐ろしいことだ。
♪スペシャルコンサート第1部/Quintet CIRC
塩安真衣子 - きらきら星 for Quintet CIRC
塩安真衣子 - CIRC!
塩安真衣子 - ふるさと変奏曲
渡部哲哉 - 2つのアメリカ民謡
M.ムソルグスキー/塩安真衣子 - 組曲「展覧会の絵」より
シルクの演奏は楽しい。技術的に完璧以上のものを持つ5人が、(良い意味で)プロフェッショナルらしからぬ推進力とノリで、ぐいぐいと突き進んでいくのだ。キラキラ星からCIRC!へのクールな繋ぎなんか、これはちょっと鳥肌がたってしまったくらい。塩安真衣子さんは、たぶんアレンジを専門に学んだことはないと思うのだが、ほとんどプロの世界の仕事に到達していると思う。ちなみに、ムソルグスキーは、これは羽石道代さんを迎えて、意外や意外、かなり正統的なアレンジだった。
あ、塩安さんのMCが、なんだか意外な感じで可愛らしかったです(笑)…というのは、私も含めた周辺の人たちの評。
♪スペシャルコンサート第2部/石渡悠史
G.ビゼー - アルルの女 ほか
ハーバート - インディアン・サマー
H.カーマイケル - スターダスト
R.カーペンター - 青春の輝き
いちばん楽しみにしていたコンサート。最初の3曲がクラシックで、まず2曲をピアノと、そして「アルルの女」を滝上典彦、宗貞啓二、福住拓朗、坂東邦宣というメンバーとともに。最初の伸ばしのヴィブラートから、ぐっときた。聴いたことのないような倍音構造の音色に、じっくりとかかる深めのヴィブラート。素晴らしい、本当に素晴らしすぎる。ところで、上田卓さんが石渡氏にインタビューを行いながら進行したのだが、そのなかで話されるエピソードがいちいち面白くて、つい聞き入ってしまった。芸大受験のときはクラリネットでウェーバーを吹いたとか、阪口氏の代役としてコロムビアのスタジオにしょっちゅう出入していたとか、阪口氏の手紙の話とか…。一度、インタビューを敢行したい…いや、これはぜったい実現させたいぞ!
しかし、さらにパワーアップしての石渡氏の真骨頂は後半だった。テナーにPE'Sの門田晃介を迎えて(けっこうびっくりした。石渡氏のお弟子さんなのだろう)、インディアンサマー。ホールをいっぱいに満たす強烈な音色の存在感と、フラジオ音域を交えての見事なアドリブ。そして、最後は「青春の輝き」でしょ、感動を超えて、本当に泣いてしまった。もっともっと聴きたかった!
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終了後は、レセプション。アマチュアの方、プロの方関係なく、いろんな方々と話せて良かった。しかし、ジャンケンが弱いのはどうにかならんものか…(苦笑)。レセプション後は二次会までくっついていって、終電30分前に駅前の居酒屋を飛び出した。帰りの電車、気がついたら逆走していた(汗)
今年は、二日目は自分の本番で行くことができなかった。来年は、両日とも行けるといいなー。
4 件のコメント:
先日はお疲れ様でした。
ジュニアサクソフォンコンクール、私の拙い感想でよければ・・・^^;
上から下まで限界を感じさせない演奏だったと思います。
フラジオが普通の音域の様。流れにマッチした音を出してましたね。
最初から最後までバズが全く入らないのも素晴らしい!!
盛り上がりは充分聴かせ、他のところでは熱くなりすぎない、整った演奏でした。曲全体のエネルギーをきちんとコントロールしているというか・・・
普段の生活で高校生らしい遊びにかける時間は全くないんだろうな、とか想像したりして・・・(-_-;) 素晴らしかったです!!
知識も鑑賞力もないので何だか幼い感想。。。 悪しからずm(_ _;)m
> kocoさん
おおお、なんだか今にも音が聴こえてくるよう!素晴らしい感想ですね。
しかし、やはり実際に聴きたかったなあ。ラーションを高校生が…うーん、やっぱり吹いている姿と出てくる音のギャップがすごそう。
記憶違いじゃなければ、
上野くんとは第1回・第2回の
アンサンブルコンクール中学校以下の部
連続グランプリとった舟石川小の彼では?
当時から、小学生とは思えない演奏でした・・・。
お姿は拝見していないのですが、そうそう同じ名前もなさそうですし、どうやらそのようですね。
私はアンサンブル・コンクールの時も今回のフェスでも、演奏を聴くことができなかったのですが、これだけ活躍していれば次に聴く機会もそう遠くないでしょう。楽しみです。
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