2009/12/27

中国の四重奏作品集

Prism Saxophone QuarteがInnovaレーベルから新しいアルバムを出したのだが、その内容が面白い。なんと、中国の四重奏作品集なのだそうだ。PrismSQというと、一番最初に出した(?)フィル・ウッズ他の作品が入ったアルバムは、どうもぱっとした印象がなかったのだが、その後コンセプチュアルなアルバムを立て続けに出している。昨年くらいに出したオルブライトの作品集や、JacobTVの作品集などは、内容も素晴らしいと思う。

Antiphony with Music From China(Innova764)
Wang Gouwei: Songs
Zhou Long: Antiphony
Lei Liang: Yuan
Chen Yi: Septet
Tan Dun: Shuang Que
Ming-Shiu Yen: Chinatown

(日本以外の)アジアのサクソフォン作品というと、2004年にダニエル・ケンジー Daniel Kientzy氏がKEAMSに吹き込んだ「KOREA-SAX」くらいしか思いつかないが、今後すこしずつ増えていくことだろう。まだ聴いていないのでなんとも感想を申し上げられないのが残念。

「KOREA-SAX」を聴き返してみると、外国から作曲スタイルを輸入した作品が多い。この「Antiphony」はどうなのだろうか。徐々にオリジナリティを獲得していくという、そういったプロセスを聴き続けていくのも、一つの楽しみだ。

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