以前ブログでも紹介したThe Legendary Saxophonists Collectionだが、日本語の紹介ページを作ったのち、PDFのカタログの日本語訳をAndy Jacksonから頼まれていた。いろいろ忙しい時期とも重なってここ数ヶ月の懸案だったのだが、本日その翻訳作業が終了した。以下のリンク先から公開している。
The Legendary Saxophonists Collectionの紹介ページ
※日本語版カタログのアドレスは
http://www.geocities.jp/kuri_saxo/legendary_sax/legendary_sax_ja.pdf
(ブラウザのアドレスバーに貼り付けてください)
内容については今さら繰り返すまでもなく、19世紀から20世紀前半にかけて活躍したサクソフォン奏者の貴重な録音を復刻したものである。
例えば、マルセル・ミュール Marcel Muleの独奏者としての最後の瞬間を捉えた1958年のアメリカツアーの録音。シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団との共演による、イベール「コンチェルティーノ・ダ・カメラ」とトマジ「バラード」。そして、インディアナ州エルカートのセルマー工場で録音された、ピアノとのデュエット(バッハ、グラズノフ、イベール、チェレプニン、トマジのバラード)。どれも絶品です。
シガード・ラッシャー Sigurd Rascherの演奏で、グラズノフ、イベール、マルタン、ラーションの協奏曲録音や、ピアノとのデュオ録音。ラッシャーやラッシャー四重奏団の演奏映像。面白いところでは、娘のカリーナ・ラッシャーとの、ヒンデミットのコンチェルトシュトゥックの演奏なんてのもある。私のシガード・ラッシャーに関する研究は、この録音資料に依るところが大きい。
日本国内では知られていない録音が多くあるので、興味ある方はぜひ!買ってみてください。音楽大学の図書館やサクソフォン科での、共同購入もオススメです。
2 件のコメント:
素晴らしいです!
お一人で翻訳してしまうなんて!!
雲井さんがmixiでkuriさんのブログのことを取り上げてらっしゃいますよ!
佐藤淳一さんとお話ししたときにも(仙台の時に指揮してくださいました)、kuriさんの話題になりました!
パソコンの調子が悪くてしばらくブログ放置気味だったのですが、どうにか僕も再開できそうです。。
> Pさん
けっこう乱雑&間違いだらけな訳かなとも思うのですが、いちおう一区切りつけることができてホッとしています。今回の翻訳で「The Legendary Saxophonists Collections」がもっと多くの人に知られるようになれば、嬉しいです。時間があるときに、少しずつ改定作業を行っていく予定です。
雲井先生のミクシページには、他のお知り合いの方々からも教えてもらい伺いました。嬉しいような、ちょっと恐れ多いような…(^^;
佐藤淳一さん、そういえば以前も大和田先生の門下発表会では指揮を振られていましたね。仙台の演奏会は、いかがでしたでしょうか?
Pさんのブログも、RSSリーダーに登録して読んでますよ!また更新を楽しみにしています。
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