2006年ディナンのアドルフ・サックス国際コンクールの覇者、セルゲイ・コレゾフ Sergey Kolesov氏の演奏動画。吉松隆「ファジイバード・ソナタ」の第2楽章と第3楽章である。
なんだか、「うおぉーーーっ」って感じですね。音程感はやや甘いが、それを見事に補うフレーズの持続力。想像を絶するレベルだ…聴いているこちらのほうが、息苦しくなってしまいそう。暗譜である、ということも関係しているのか。全てのメロディを頭に叩き込んで、その音符を自在に操っているということなのだろうか。
このアプローチは、グネーシン音楽大学のサクソフォン科教授、マルガリータ・シャポシュニコワ Margarita Shaposhnikova女史の教えの影響が大きいだろう。独創的だなあ、と思うのだが、シャポシュニコワ自身は、どのようにしてこういう教育体系を構築したのだろうか。他の楽器からヒントを得たのかな。
公式サイトもオープンしていたようで。以下のリンクから辿ることができる。ロシア語のメニューでびっくりするが、左のメニューから英語にも切り替えられるのでご安心を(バイオグラフィをそのうち翻訳する予定)。
http://www.sergeykolesov.com/
そういえば、ディナンの本選動画もあった。課題曲ピート・スウェルツ「コテカン」の最終部分。改めて観ても、すげー。
0 件のコメント:
コメントを投稿