2回連続でパンフレットネタの記事、というのもあれなので。
縁があって、様々な方より貴重な資料を頂戴することが多くなった。頂く音源や楽譜はどれもが、クラシック・サクソフォーン界になくてはならないものである。私が資料を頂戴しているのは、40代、50代の方々からであるのだが、以前とある方からこんなことを言われたことがある。
「あの頃の空気というか熱気のような者を味わった者として、後に続く方というか、そういったものに関心があり、理解していただける方に託したい。」この文面を読んだ瞬間、妙に頭が熱くなり、同時になぜか今から20年先のことを考えた。そう…時が来たら、私が持っている資料を下の世代へ託すべきなのだ。自意識過剰と言われるかもしれない。しかし、これだけは絶対であろう。クラシック・サクソフォーン界が遺してきた財産を、後世へと伝える義務。
もしかしたら、古臭いと言われるかもしれない。それでも、きっと理解してくれる人がいることを信じている。私の同世代(20代前半)で、ミュールやデファイエ、ラッシャーに理解・関心を示し、ウェブページやブログを編纂するような人はほとんどいないが、とりあえずのところは私一人でも、何とかなっているではないか(…何とかなってはいるが、ものすごーく寂しい。誰かいませんかーー)。
私が待っているのは、そう、20年先の人物。クラシック・サクソフォーン界に理解を示し、膨大な情報を体系的にまとめてくれる、プロもしくはアマチュアのサックス吹き。未だ見ぬその人のために、そして20年先のクラシック・サクソフォーン界のために、今後も資料の整理とバックアップの作成を進めていくつもりである。
そのためにも、書き込み可能なBlu-Rayのプラットフォームが、早く民生用に出回らないかなあ。もしくは、オンライン上のできるだけ巨大なストレージ!Googleあたりが作ってくれないですかね。
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