昨日のNHK芸術劇場、グスターボ・ドゥダメルのロサンゼルス・フィル音楽監督就任記念演奏会だったのだが、その中で演奏されたジョン・アダムズ John Adams「シティ・ノワール City Noir」が凄かった。ドゥダメルは、こういうイケイケでプログレッシヴな(?)曲を振らせたら、向かうところ敵なしですな。ベルリンフィルのヴァルトビューネで演奏された、ヒナステラやマルケスの音楽を思い出した…。
このアダムスの作品は、委嘱初演だった。曲中でサックスが目立ちまくっていたことにお気づきだろうか。サクソフォン奏者は、画面を観ただけでは誰だか判らなかったのだが、調べてみたところ、ティモシー・マカリスター Timothy McAllister氏がフィーチャーされていたようだ。彼の公式ページのプロフィール欄にも、しっかりと載っていた。
サクソフォンには、中間部のソロと、最終部に出現するオブリガード風の、いずれも超難パッセージが割り当てられていた。リズム、発音、音色変化、どれをとっても本当にAmazingなサクソフォンソロで、マカリスター氏の本領発揮!といったところ。本人としても、これはきっと会心のソロだったのではないかな。
…そういえば、芸術劇場史上、サクソフォンの音数の最多数を更新したのではないだろうか(笑)。うーん、「In Transit」が聴きたくなったぞ。よし、聴こう。
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