再びPastdailyより、Georges Goudet氏演奏のヴェローヌ「ラプソディ」の演奏をご紹介。
マルセル・ミュール氏のSP録音でおなじみの本作品。極めて私的な話ではあるが、ミュール氏の演奏をはじめて聴いて涙を流して感動したのがまさにそのSP録音であったため、思い入れが強すぎて、他の奏者による演奏についてはまともにコメントすることができない。
だから、というわけでも無いのだが、往年のフランス・サクソフォンの演奏による趣味の良さ、といったものをGourdet氏の演奏からはあまり感じることができず、少々期待外れというか、残念ではあった。タンギングの連続する箇所を、テクニカルな部分をクリアした上で、流暢に、自然に聴かせることがいかに難しいか、という、ミュール氏の偉大さを再認識することとなった。
ピエール・ヴェローヌ近影。
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