東芝EMI他から何枚もリリースされていた須川展也氏本人の名義のアルバムの他、探してみると須川氏の参加アルバムがいろいろと見つかる。特に、1980年代~1990年代前半にかけて、そういった「知られざる」参加作品が多い印象で、当時東京藝術大学在学~卒業後にかけて、様々なシーンで登用されていた須川氏の活躍ぶりが垣間見えるようだ。
今回見つけたのは、盟友(?)磯田健一郎氏が絡んだアルバムで、「セリ・リフレクション1 オシレーション・サーキット(サウンドプロセスデザイン)」という1984年に出版されたもの。ジャンルとしては、アンビエントにいちばん近いかもしれない。夢と現を行き来するような、実体がどこにあるかを掴みかねるような雰囲気が漂う。
須川氏は「ノクチュルヌ」「サークリング・エア」に参加している。「ノクチュルヌ」は1979年の献呈作品だそうだ。「サークリング・エア」では、バリトンで参加している、というのも面白いポイント。下記の音源はLP盤起こしのようだが、LPのプチノイズが妙に曲想にマッチして、意図せず作品の一部となっているかのようにも聴こえる。
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