サクソフォン奏者のジョルジュ・グールド Gerorges Gourdet氏は、マルセル・ミュール四重奏団のメンバ(テナー→アルト)として知られ、また、ベルノー「四重奏曲」やシャルパンティエ「ガヴァンボディ2」の献呈先として名前を見たことがある方も多いだろう。
いくつも放送用録音が残されていることに、少々不思議な感覚を持っていたのだが、当代におけるトップクラスのサクソフォンの独奏者の一人として、ヨーロッパ、アフリカ、アジアにおいて、累計600回以上の演奏を行った(Harry R. Gee著 Saxophone Soloists and Their Musicより)というから、それにも納得させられるとともに、その活躍ぶりはちょっとした驚きでもあった。音楽史等々にも詳しく、ミュール四重奏団に参加した後は、コンサート時の語り部として四重奏団の認知・人気向上に貢献したという。
Pastdailyに、グールド氏が演奏するクロード・パスカル「ソナチネ」の演奏(放送用録音)が紹介されている。往年のスタイルで、まさにミュール氏の演奏を思い起こさせる。
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