フレデリック・ヘムケ氏演奏のダール「サクソフォン協奏曲」の録音といえば、EnF Recordsに吹き込まれたピアノとのアルバム「The American Saxophone」が有名だが、こちらは吹奏楽団との共演録音。ロバート・レイノルズ(アメリカ吹奏楽界では有名だ)指揮ウィスコンシン大学マディソン・ウインド・アンサンブルとの共演。
「The American Saxophone」を彷彿とさせるような、輝かしいセルマー・サクソフォンの音と、ライヴならではの緊張感。ソリストとともに、バンドも極めて良い仕事をしており、特に最終部の煽り方は聴いていて大変興奮させられる。
ちなみに、ラッシャー氏に献呈されたオリジナル版ではない。以前にも触れたが、1953年、1959年の改訂ののち、オリジナル版はダール自身が回収・破棄している。
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