最近になって詳細が出たようなのだが、今年の「現代の音楽展」は、サクソフォンに焦点を当てる企画がある。新作を広く募集し、コンクール的な意味合いも含んでいるようだが、邦人作曲家の作品が、ここまで大量に同時に初演されるのは、かなり珍しいことなのではないだろうか。
演奏側は、斎藤貴志、平野公崇、原博巳、大石将紀各氏らを筆頭に、協会の中堅どころ~若手の総力を結集したという感じで、実に聴き応えがありそうだ。あとは、いったいどんな作品が飛び出すのか、というところ…。怖いもの見たさ(聴きたさ)で、上手く予定を調整して伺えないかなあと思っているところだ。あ、アンサンブル・コンクールも同じ日にあるのですね(TsukubaSQはエントリーすらしてません…)。
面白い作品があったら、ぜひ拾い上げてきたい。服部吉之先生が言っていたけど、結局、美味しいラーメンって、自分の足でラーメン屋さんに出かけていって食べてみるしかないのだよな。今までも、いくつかそういう機会があったが、この機会は貴重だ。エレクトロニクス作品を取り上げるということでも、個人的に興味が増している。
【現代の音楽点2009:サクソフォーン・フェスタ】
出演:大石将紀、大沢広一郎、大塚遥、江川良子、包国充、斎藤貴志、塩安真衣子、鈴木広志、津田征吾、冨岡祐子、橋本恭佑、原博巳、東秀樹、平賀美希、平野公崇、福井健太、クローバーSQ、カルテット・スピリタス
日時:2009年3月1日(日)17:00開演
会場:洗足学園前田ホール
料金:2000円(全席自由)
プログラム:
>第1部~サクソフォーン作品の多彩な世界vol.1~
古屋雄人 - ツイスター~ソプラノサックスとバリトンサックスのために~(新作)
松岡大祐 - トリツカレ男
伊藤高明 - 3本のテナーサクソフォーンのための山女魚(新作)
平野義久 - 恋のうた
松尾祐孝 - DISTRACTION Ⅸ for Saxophone and Piano(新作)
>第2部~サクソフォーン作品の多彩な世界 vol.2~
生野裕久 - 四つの葦のための四つの章
大政直人 - ダンス・ミュージック(新作)
南 聡 - 2つの余禄の心得 op.50-5(新作)
可知奈尾子 - サルルンカム(新作)
>第3部~サクソフォーン・オーケストラの饗宴~
山内雅弘 - 3 Movements for Saxophone Orchestra
荒尾岳児 - 多重振り子のあるカプリス(新作)
二宮玲子 - 影像―娘道成寺による サクソフォン・オーケストラと和太鼓アンサンブルのための(新作)
>エレクトロニクス・ステージ
寺内大輔 - 王の主題~サクソフォンのために~
蒲池 愛 - Moment to moment for Saxophone Solo and Electronics Live(新作)
平野公崇&松尾祐孝 - サクソフォーンとエレクトロニクスによる即興
宮木朝子 - Evangelium - for Saxophone Solo and electronics(新作)
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