原博巳さんのご厚意で、サン=サーンス「バソン・ソナタ」ソロパートのテナーサクソフォンへのトランスクリプション楽譜を頂戴した。これは嬉しい~(ありがとうございました)。Calliopeから復刻されたモーリス・アラール氏の演奏が大好きで、何度も聴いた作品だ。明日にでも、早速音を出してみよう!
改めて、CDを引っ張り出して聴いてみると…これは凄いや。第2楽章の吹き飛ばしっぷりといったらどうだろう!アラール氏の初見能力の凄さは伝説的だが、まるでその場で曲を生み出しているような瑞々しさを感じ取ることができる。こういった演奏、どこかで聴いたことがあると思ったら、ミュールのイベールのスタイリッシュな演奏に通じるものがあるような、ないような。オーケストラとぎりぎりのセッションを繰り広げているかのような即興的解釈。"直ちに音楽を発見する"って、こういう演奏に当てはめられる言葉なのかもしれない。
アラール氏の音色はまるでテナーサクソフォンかと思うような場所すらある。この曲のサックスとの相性は、かなり良いのかも知れない。ところで、編曲されたということは、原さんはどこかで演奏される予定があるのだろうか。聴ける機会を、楽しみに待ちたい。
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