2008/03/28

動かない

ロベール・クレリスの「かくれんぼ」を練習しているのだが、なぜかどうしても苦手なポイントが出てきてしまった。問題の譜面は、ご覧の通りのクロマティックで、指定の速さは四分音符=84。最初の3拍は普通にできるし、4拍目単独も別に問題ないのだが、これを続けて演奏することができない。この場所だけ一時間ほどさらってみたものの、四分音符=60が限界。

私は、特に他の人と比べても格段に両手の薬指と小指が弱く、それら指が絡んでくる複雑な動きが苦手なのだ。薬指につられて、薬指以上に小指が動いてしまったり、なんてことはザラ。この楽譜はまさに、ドンピシャな難しさで、とにかく思い通りに動かない。それどころか、薬指と小指を動かした後の中指の反応の悪さもやっかい。「ミファ」と分かっているのに、中指が浮き上がってくれないのだ。

そんなこんなで、(記譜で)ファ⇔ミ、ミ⇔ミ♭、ミ♭⇔レのトリルをひたすら練習しながら、地道にさらい続けているところ。まだまださらう楽譜はたくさんあるのに、ここまでできないとは…先が思いやられる。ブエノスアイレスは、今のところ夏の中期。ここにもやっかいな指運びがあり、とりあえずすっ飛ばして、今日は秋をさらうのを楽しんでいた。4月上旬のうちには、ブエノスアイレスはなんとかさらい終えたいなあ。

そういえば、今日久々にアルトを持ち出して吹いてみた。タンギングの汚さはどうしようもないが、軽い抵抗に明るい音が出て、ちょっと楽しかった。

…なんて遊んでいる暇はなく、もうちょっとストイックにさらわなければダメですな。あー、集中集中。

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