2008/03/09

ヴィードーフのライヴ録音

サクソフォンの歴史的録音の分野の研究で名高い、A.Jackson氏から飛び込んできたニュース。ルディ・ヴィードーフ(ウィードフト) Rudy Wiedoeftの放送用ライヴレコーディングを、つい最近ロシアで発見したそうな。ろ、ろしあ?なんでロシアなんだ!?それはともかく、テキサスでのマスタリング作業が終わったそうで、早速送ってもらうことになり、楽しみ。当たり前だが、日本に入ってくるのは初めてということになる。

今までヴィードーフの最後のレコーディングだと思われていたものは、1927年12月製作のSP「La Golondrina」。だが、今回の録音は1933年6月8日のもの。これは貴重ですなあ。A.Jackson氏のメールからも、興奮した様子が伝わってきた。

サクソフォン研究家、A.Jackson氏とは、昨年の10月ころから付き合いがあり、現在は日本語版のウェブページ作成関連での協力をしている。氏に関しては、いろいろと目からウロコなエピソードがあるので、またご紹介したい。サクソフォン界のインディ・ジョーンズかララ・クロフトか、っていう感じの御方なのだ。詳しい話はまた今度に譲るが、オーストラリアの洞窟の中でラッシャーの録音を発見したり、アリゾナの砂漠の掘っ立て小屋でルフェーブルの録音を発見したり…世界を見渡すと、凄い方がいるんだなあ、という感じ。

彼が収集した音源は、CD-Rで比較的廉価に販売されており、日本からでも購入することができる。購入方法その他に関しては、専用のウェブページを公開する予定なので、乞うご期待。

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