栃尾克樹氏のウェブページ内に、栃尾氏が今までに参加した演奏会の履歴がポスターのイメージと共に掲載されている。「栃尾氏が参加した演奏会」ということは、必然的にアルモ・サクソフォン・クヮルテットの演奏会記録も挙がっているわけで。なかなか面白い。
http://ktochio.com/category05/
第1回演奏会のテナー、針生氏という名前は初めて聞いた。その昔、岩本氏だった、という話は良く聞くが、もう一度交代しているのですな。第1回演奏会の次は、民音コンクールの室内楽コンクール。このときすでに岩本氏へと交代していたのだろうか(この件に関して、Thunderさんよりご教示いただきました。民音コンクールのときは、まだ針生氏だった、とのこと)。
また、この前後に仙台フィルとマルティノンの「四重奏とオーケストラのための協奏曲」を日本初演しているはずである。第2回演奏会…あ、これがあの伝説的なラクールの回か。ライヴで聴いてみたかったな。その後、松雪先生の参加は、第5回から。そして、第9回を最後に演奏会を止め、解散。大学生になって、ようやくアルモが生で聴ける!と思った矢先に松雪先生から解散の話を聞かされて、大変ショックだったのを覚えている。
アルモって、私たちより4、5年上の世代(仮にア世代と呼ぶこととする)にとっては、まさに四重奏と言うものを知るきっかけとなった存在だろう。私たち(ト世代)にとってのトルヴェールであるように、地方で手に入る四重奏のCDといったら、ア世代の方々が高校生・大学生の時分には、おそらくアルモのアルバムがほとんどだったのではないだろうか。ア世代とト世代の間に、四重奏というものの捉え方にやや断絶のようなものを感じるのは、私だけか?主に理想とするサウンドやレパートリーの点において…。
4 件のコメント:
お久しぶりです。金沢在住のア世代です。
連絡無精で申し訳ない。
(パスカルのスコアのお礼もしてないですね‥‥その節は大変助かりました!)
いつも(こっそり)RSSフィードで購読させていただいております。
自分はア世代にいるつもりですが、
キャトル・ロゾーも好きです。
身近なサンプルが少ないのですが
キャ世代〜東京サックス世代の人とも
世代の断絶が(やや)感じられます。
その世代の共通点には
シリーズII、重厚で甘い音、
デュファイエ四重奏団を絶賛する傾向が
あると思いますが、いかがでしょうか?
P.S.
ママさん吹奏楽団を手伝ってたら
筒井さんと共演することになりました。
飲み会で一緒になることはありますが
同じステージに乗るのは初めてです。
> kimmyさん
お久しぶりです!知らない間にお父さんになってらっしゃって驚きました。というか、読んでいただけているとは思いませんでした…驚きです。
この記事は、kimmyさんと以前話したことを思い出しながら書いたのですよ!まさかコメントいただけるとは思っていなかったので、嬉しいです。
さて、キャ世代~東世代~ア世代~ト世代というように辿っていけると定義するならば、私のイメージとしては東⇔ア間の断絶が最も大きいかなと思います。kimmyさんは、楽器、音色、デファイエという観点を挙げられましたが、特に四重奏の演奏に顕著に現れやすいのがバリトンの音色でしょうね。
昨年度の協会コンクールで感じたことなのですが、EMIのデファイエQのLPで聴けるルデューぽい音色を出す方が多いなあと思ったのです。"ちょっとガリガリした感じ"と表現すれば良いのでしょうか…。リュエフを聴くと、そんなことはないのですが。
筒井さんですか!何度かお世話になっています(マイミク)。どうぞよろしくお伝えください。
針生さんです。
サクソフォンカルテットのテナー吹きとして、東京サクソフォンアンサンブル初代の市川さんとともに、今なお理想の存在です、私にとっては。
勿論、松雪さんも新井さんも素晴らしいんだけど、何かちょっと違う。
民音コンクールの時はまだ針生さんでした。
その後87年の6月に(栃尾さんのサイトには載っていませんが)お茶の水の旧・日仏会館でアルモのコンサートがあって、その時が最後だったはずです。
故郷の仙台に帰られるとのことでお辞めになったと記憶します。
> Thunderさん
間違えました(汗)早速直しました。ご指摘ありがとうございます。
針生氏はもちろん、市川豊氏の実演にも触れたことのない私にとっては想像するしかないのが残念です。カルテットのテナー吹きでの理想は、私にとっては松雪先生なのですが、そのお二方の演奏というのも気になります。
針生さんの名前をググってみると、吹奏楽コンクールの指揮者としての名前が出てきました(仙台の中学校ですし、間違いないと思います)。ということは、現在は中学校の音楽教師として活躍されているのですね。
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