上野の森美術館で、9/23から「生誕100周年記念ダリ回顧展」なるものをやる予定なのだそうだ。ほお上野か、ハバネラ四重奏団聴きに行くついでに行ってみようかな。あのよくわからない不気味なとろ~っとした感じの絵(そればかりではないけれど)、そして画家本人の特徴ある肖像(くるりとしたヒゲ!)、何かの本で目にして以来どちらも一度見たら忘れられない。作品を観たとたんに「ダリだ!」とわかるようなああいうのこそ、芸術家としてのアイデンティティの一つと言うのだろうか。
…そうすると、芸術家たる演奏家は自分の演奏を聴いた人が、「○○氏の演奏だ!」とすぐに分かるような演奏をすることこそが、芸術家としてのアイデンティティの有無につながってくる、とかそういう話になってくるぞ?そう考えると、音楽の世界ってなかなか美術や彫刻に比べて芸術家のアイデンティティというのがまだまだ希薄な世界なのかも。…いやいや、きっと自分の耳が悪いから分からない、ということかもしれない。
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