明日、名古屋の電気文化会館にて瀧彬友(たきよしとも)氏のリサイタルが開催される。
瀧氏の演奏は録画・ライヴで何度か聴いたことがあるのだが、その演奏の魅力は、まず丁寧で正格(正確ではなく敢えてこの字)なところにある。また何よりその美音、彼独自のものとして、その演奏の価値を高めていると思う。例えば、YouTubeにアップされている伊藤康英先生の編曲した「オーヴェルニュの歌」の演奏を参照いただきたい。彼の音楽性とのハマり具合と言ったら!
https://youtu.be/AULI_Parz6Y
実は瀧氏と私は同年度生まれである。同い年のサクソフォン奏者が活躍している(昨年度から名古屋音楽大学の講師に就任、先日のナゴヤサックスフェスタでは実行委員長として運営陣を率いた)のはとても嬉しいし、私自身も頑張らなければ、という気になるというものだ。
さて、今回のプログラムはまさにフランスの王道。フランクをメインに据え、モーリスやトマジなど、曲そのものの美しさや構成感が際立つ作品が多い。一曲、「ムスティクス・エチュード」が奇異に映るが、これはこれでリサイタル中のアクセントとなることだろう。フランス留学経験もある瀧氏だが、これらの作品からどのような演奏を引き出すのだろうか。期待大である。
大遅刻とはなるが、なんとか数曲は聴きに伺えそう。そのまま一泊して週末の演奏会のため長野入り。
【瀧彬友 サクソフォンリサイタル】
出演:瀧彬友(sax)、長井美香(pf)
日時:2015年5月29日(金曜) 19:00開演
会場:電気文化会館 ザ・コンサートホール
料金:学生2000円、一般3000円(当日500円増し)
プログラム:
P.モーリス「プロヴァンスの風景」
B.ヴィヴァンコス「ムスティクス・エチュード」
H.トマジ「協奏曲」
C.フランク「ヴァイオリン・ソナタ」 他
詳細:
https://www.facebook.com/events/921236204564062/
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