嬉しいニュース。ジョセフ・カントルーブ「オーヴェルニュの歌第一集」を、伊藤康英先生がサクソフォンとピアノのために編曲した楽譜が明日11/1より発売されるとのこと!これは嬉しいニュースだ。これまでもIto Musicから楽譜の入手は可能だったが、浄書譜と手書きと別の調の楽譜の混在で、お世辞にも取り扱いやすいとは言えない代物だった(失礼)。私も、某Tさんがリサイタルで取り上げるときに、第3楽章「3つのブーレ」の移調作業を手伝った覚えがある。
1994年の初出以来、満を持しての出版だ。大学生だった頃になるが、Deccaから出版されていたキリ・テ・カナワの歌、そして、雲井雅人氏「ドリーム・ネット」でほぼ同時にこの作品を知り、以来お気に入り。アレンジが本当に良いのですよ。歌唱部分と管楽器のカデンツァ部分を実に上手く組み合わせ、さらに伊藤康英先生ならではの解釈を随所に盛り込んでいる。
すでにブレーンで取り扱いを開始している。
http://www.brain-shop.net/shop/g/gNAE-EA406/
先日の海老原恭平さんのリサイタル動画で、全編を鑑賞することができる。編曲が凄いことが実感できるだろう(こと、ピアノパートはオーケストラの如き多彩な音色が求められ、重要性が高い)。お2人による演奏も素晴らしい。
ケネス・チェ氏によるレコーディング「In Memory」や、雲井雅人氏によるレコーディング「ドリーム・ネット」(こちらはサクソフォン+ピアノ+弦楽四重奏版)も、いずれも一聴の価値あり。もっとリサイタル等で取り上げられても良いだろうなと思っている。
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