2010/12/03

Edward Gregsonの協奏曲のCD

Yさん(というかPさん)より、来年の管打楽器コンクールの課題曲を教えていただいた。発表されていることを知らなかったのだが、本選がエドワード・グレグソン Edward Gregsonの「サクソフォン協奏曲 Saxophone Concerto」だって?2006年の初演ライヴを中継で聴いており、その後も実演やCDで何度か聴く機会があったが、およそコンクール向けとは思えないコンサート・ワークスという趣の作品。

こういった作品が課題曲になるとは、ちょっと意外だった。しかも第2楽章はソプラノサックス持ち替えだし、なかなか面白い選曲だよなあ。2次予選の課題曲にソプラノサックスの作品がいくつか入っている、とはいえ…?

Chandosから、グレグソン作品集として出版されているのはご存知のとおり。Amazonからも買える→Gregson: Concertos。おなじみの須川展也氏による録音で、初演の時よりもさらにパワーアップした隙のない演奏。当たり前だが、この曲の模範的な演奏だと言えるだろう。クラーク・ランデルが指揮するBBCフィルのクオリティも高い。

個人的には「サクソフォン協奏曲」よりも併録されている「トランペット協奏曲」のほうが好きだ。しかも、演奏はあのオーレ・エドヴァルド・アントンセン!技巧派という括りでは済まされない、とても歌のある演奏をされる方で、好きなトランペット奏者のひとりだ。こんなところでフィーチャーされているとは知らなかった。

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