シュトックハウゼン作品集78ライナーノートに掲載されている、作曲者自身の言葉による解説:
本作品「少年のデュエット」は、オペラ「光」の"木曜日"から、「ミカエルの帰郷」第3幕第1場「フェスティバル」の挿入曲である。初演は、1980年6月14日のオランダ・フェスティバルにおいて、アムステルダムのコンセルトヘボウで行われた。「光」の"木曜日"全体は、1981年4月3日、ミラノのスカラ座において初演された。この演奏においては、Hugo ReadとSimon Stockhausenがソプラノサクソフォンのデュエットを奏でた。本作品は、シュトックハウゼンの息子であるSimonに捧げられている。彼は、スカラ座での演奏のときにはまだ12歳であった。
「少年のデュエット」は、「フェスティバル」とは独立して演奏可能である。その他の楽器によって演奏することもできる。
スコアは、楽譜と、それに対する説明文、そしていくつかの写真によって構成されている。これは、Stockhausen-Verlagから出版されている。「少年のデュエット」の文脈は、「フェスティバル」のスコアを参照することによって明らかとなるだろう。「フェスティバル」のスコアは、別売りである。
演奏は、暗譜で行うべきである。
本レコーディングは、2005年2月26日にCologneのSound Studio Nにおいて、Antonio Felipe Belijar(1st Soprano Sax)とJulien Petit(2nd Soprano Sax)によって行われた。
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