
私は、今でこそブログの話題はクラシックのサクソフォンに注力しているが、高校2年頃から大学1年頃にかけては、吹奏楽のマニア畑にどっぷり浸かっていたのだった。そんな中で初めて聴いた「ディオニソスの祭」や「トッカータとフーガ」の録音は、当時の私に大きな衝撃を与えたものだ。そういった意味でも、NHKからこの録音がリリースされたことは誠にめでたいことであり、大きな驚きでもあった。
時々取り出しては聴いているが、今日はレスピーギの「ローマの松」を聴いている。ローマ三部作の中で一番好きな作品であり、それゆえに今まで聴いた録音も数多いが、この1961年のギャルドの演奏はそのどれとも対等に張り合えるだけの魅力を湛えていると思う。色彩感という点に絞って議論すれば、そこらへんのオーケストラを寄せ付けないほどだ。
ジャニコロの松で、弦楽器パートに代わってサクソフォンの甘い音色(たぶん、ヌオーかロンムだと思う)が響くのも素敵。この時代の管楽器って、どうしてこんな音が出るのだろう。今という時代から考えると、想像できないなあ。
2 件のコメント:
いい!ですよね。
楽団のポテンシャルもさることながら、最近僕はブランの指揮者としての音楽性に大いに魅せられています。このダラダラしない音楽の運び具合なのに、無機質的な残念さが全く感じられない表現が大好きです。
> Sonoreさん
おお、コメントありがとうございます。
ブラン楽長の音運び、確かにスカッとしますね。デュポン楽長とは、やや違う音楽性を持ちますが、どちらもギャルドの黄金期を支えた超一流のアジテーターではないかと。
> 無機質な残念さ
あああ、たしかにブートリー楽長の音運びは…音楽を流していくだけに聴こえてしまうのです。
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