Thunderさんが主宰するアンサンブル。つくばから横浜に出て聴いてきた。横浜に行ったのは就職活動をやっていた頃以来だけれど、やっぱり遠いなあ。
【なめら~かサクソフォンアンサンブル第8回定期演奏会】
日時:2008年10月18日 18:00開演
会場:みたとみらいホール・小ホール
プログラム:
F.&M.ジャンジャン - サクソフォン四重奏曲
G.ラクール - サクソフォン四重奏曲
A.デザンクロ - サクソフォン四重奏曲
A.リード - 春の猟犬
G.ガーシュウィン - ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ:古関美香)
前半にフランスのオリジナル作品を、後半にスペシャル・アレンジ作品(アメリカもの)を配置。全五曲、すっきりまとめあげたプログラム。最近までモーツァルトにも取り組まれていたそうだが、さすがにこのプログラムの中では浮いてしまう、ということだったのだろうか…?
会場は、驚くほどの大入り。もしかしたら7割くらい埋まっていたかもしれない。楽章間で拍手が入っちゃったり、ちょっとご年配の方が多かったり、という感じ。ラクールのようなちょっと聞きづらい曲であっても、拍手の大きいこと!
プログラム前半、ジャンジャンは、けこぅさんがソプラノ、ゆうぽんさんがテナー。デザンクロのソプラノがThunderさん。ジャンジャン、ラクール、デザンクロ、どれも何度も吹いたことがあったり、吹いたことはないけど大好きだったりと、私個人的に大変思い入れのある曲だ。首都圏のアマチュアのアンサンブルって、つくばのような閉鎖的な土地のアンサンブルとは、根本的に鳴らし方や音楽の作り方が違うんだなあと思いながら聴いていた。どの曲も楽章カットなし、全曲に渡って堪能いたしました。客席の沸きっぷりもすごかった!
そして圧感は第2部。「春の猟犬」のラージへのアレンジは、原曲の色彩感に劣らない見事な音楽が流れてきたし、ラプソディ・イン・ブルーは熱演!古関美香さんというピアニストの名前は初めて聞いたが、舞台上の振る舞いは小柄でかわいらしい感じなのに、ピアノを弾けばどっしりとした貫禄のある演奏で、驚き。テクニックも、音楽の流れもすばらしい。そして、バックのラージアンサンブルは、なんと指揮なし!そういえば去年も大栗司麻さんとのグラズノフの演奏で、指揮なしだったことに驚いたが、「ラプソディ・イン・ブルー」をここまでまとめ上げてしまうことに、またしても驚かされた。
アンコールは、おなじみ「サンダーバード」。ピアノつき。大きな拍手の中、終演。ロビーで出演者のみなさんと一言二言交わすこともできた。
2 件のコメント:
遠くからご来場ありがとうございました。
良いコメントをいただいて、嬉しく思います。
奥志賀でやったモーツァルトは、カルテット3チームからの抜粋メンバーだったので、それぞれの出番に集中してもらうため今回はプログラムに入れませんでした。
あの五重奏は良い曲だし良い編曲だし、定期の場で披露できないのは残念ではあったのですが、結果的にすっきりしたプログラムになったかなと。
本当は私自身がデザンクロ全部の出番と一緒ではとても集中力が持たないから、という理由が大きかったのですが(苦笑)
指揮者なしで演奏するのは、グラズノフのほうがはるかに大変です。
去年それをやっておいたおかげで、今年はまだしも楽でした。
> Thunderさん
私が聴いたのは昨年に引き続いて2度目ですが、どちらも充実した演奏会でうらやましい限りです。単純に回を重ねたから、ということだけではないと思いました。
モーツァルト、いつかまた取り上げてください!そういえば、奥志賀のほうではイタリアン・コンチェルトも演奏されたとか伝え聞きましたが、そちらのプログラムも面白そうですね。
やはりグラズノフは大変でしたか。前回も今回も、指揮者なしのラージであそこまでやる、というのも凄いと思います。つくばのほうでは、グラズノフに指揮をつけてしまいましたからねえ(^^;。
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