2010/02/28

菅平高原より

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スキー中です(^∀^)ノ

金曜夜に東京を出発。一日目は気温が高く、雪もベシャベシャだったのだが、なんとか滑れて良かった!
二日目、雪が降ってる!コンディション良さそうだ。

2010/02/26

津田氏、小川氏のリサイタル

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津田征吾氏と小川卓朗氏のリサイタル@仙川ホールを聴いてきた。

個人的に、トリのメンデルスゾーンに大変な感銘を受けた。曲そのもの、ピアニスト、もちろんサックス奏者も、全てが素晴らしくて、幸福感に満ち溢れる音楽だった。サックス2本+ピアノという編成で、ここまでぐっときたのは初めてかも。

第1楽章で最初の主題が二本でユニゾンで奏でられるところ、そして緊張感をこれでもかと煽った後に、第二主題がやはりユニゾンで奏でられるところ、二つの響きが今も頭に残る。

これからちょっと長野に遊びに行くため、詳しい感想は日曜日に書こうと思う。

2010/02/25

NSF Vol.31

ノナカサクソフォンフレンズの最新号がアップロードされていた。

http://www.nonaka-boeki.com/nsf/magazine.html

大城正司氏のインタビューが面白いですね。その他、原博巳さんのレコーディング話や、サクソフォンラボラトリー岡山の活動についての記事がある。サクフォンラボラトリー岡山って、最近活動が活発ですよね。一度聴いてみたい。

2010/02/24

洗足学園音楽大学サクソフォーン研究会第13回定期演奏会

【洗足学園音楽大学サクソフォーン研究会第13回定期演奏会】
出演:洗足学園音楽大学サクソフォン専攻生、池上政人、岩本伸一(以上cond.)
日時:2010年2月24日(水曜)18:00開演
会場:洗足学園音楽大学講堂
料金:入場無料
プログラム:
~第一部~
P.ヒンデミット - ヴィオラ・ソナタ
R.ブートリー - 協奏曲
A.ドヴォルザーク - 弦楽四重奏曲「アメリカ」より第1、4楽章
~第二部~
I.アルベニス/小林悟 - 組曲「イベリア」よりセヴィリャの聖体祭、港
J.イベール - 室内小協奏曲
S.ラフマニノフ/森田一浩 - パガニーニの主題による狂詩曲
A.I.ハチャトリアン - 「ガイーヌ」より
~アンコール~
E.グリーグ - ?(忘れました)
J.マティシア(C.ロバ) - 悪魔のラグ

18:00開演ということで、会社の終業時間からあまり時間がない、しかしできれば最初の独奏も聴きたい、と思案し、会社から歩いて川崎市に入り南武線に飛び乗って会場へと向かった。これが功を奏して、到着は開演の3分前。なんとかなるものだ。

伺う前のお目当ては、やっぱり原博巳さんのイベールだったのだけれど、学生だけの演奏も大変に素晴らしくてこれは良い演奏会を聴いたなと思った。せっかくなので、ひとつひとつ感想を書いていきたい。

P.ヒンデミット - ヴィオラ・ソナタ - 津田征吾(sax.)、松浦真沙(pf.)
最近のトレンドの見本とも言える演奏。草書体のようなしなやかな楽器のコントロールは、高い技術の賜物だろう。これで大学4年生なのだというから、そのウマさに驚きだ。実は、明後日に津田征吾氏と小川卓朗氏のデュオリサイタルに伺う予定なのだが、そこでも「ヴィオラ・ソナタ」を演奏するようだ。他の曲の演奏も聴いてみたいなあ。

R.ブートリー - 協奏曲 - 東秀樹(sax.)、富山里紗(pf.)
2009年に須川氏、林田氏、作田氏によってそれぞれのバージョンが初演された、あの新作。これだけの難曲であっても、初演から一年もたたないうちに音大生が演奏してしまうんだなあと、呆気に取られた。スタイルとしては、特にアルトサクソフォンでは堅固で揺るぎない響きを構築しようとしているものが垣間見えた。そういえば、第3楽章ってやっぱりトマジの「協奏曲」そのまんまだよなあ。

A.ドヴォルザーク - 弦楽四重奏曲「アメリカ」より第1、4楽章
面白かった!奇をてらわず、音楽的な範疇で良いものを創りだそうとする意志が見えるのですよ。ぱあっと外に開いていくような思い切りの良さは、さすが独奏では感じられないものだとも思った。あれ、そういえば、洗足学園音楽大学の学生カルテットの演奏で「アメリカ」だなんて、2年ほど前に"四重奏の夕べ"でも聴いたことがあるなあ。

I.アルベニス/小林悟 - 組曲「イベリア」よりセヴィリャの聖体祭、港
SnSSAATTBBBsという10重奏で、比較的若い方たちのアンサンブル。どんな音がするかなあと思ったのだが、これも良い響きだったなあ。一つ前の「アメリカ」と、ちょっと傾向が似ていて、外に向かって開いていく音が、幸せに満ちあふれたような輝きを持っているのだ。

J.イベール - 室内小協奏曲 - 原博巳(sax.)
原さんのイベール。「やっぱすごいや…」と呟くしかないような圧巻さ。同じ人間とは思えないパワーで、会場に音を満たしてゆく。原さんて、実は宇宙人だったりして…笑。楽譜は、もちろんossiaやad lib.を使わないバージョン。バックの演奏も、涼しい顔をして難しいことをスラスラとこなしていた。それぞれの人間が、曲を熟知していないとできない演奏ですね。

S.ラフマニノフ/森田一浩 - パガニーニの主題による狂詩曲
A.I.ハチャトリアン - 「ガイーヌ」より
洗足学園音楽大学のサクソフォーン科のオーケストラは、昭和音楽大学のそれとともに定評があるが、こうしてあらためて聴くと、良いですね。演奏・編曲・指揮ともにひとつの完成された世界で、"スタンダード"という言葉が何度も頭をよぎった。サックスの人だけではなくて、いろんな人がこの世界を知ってくれると良いなと思う。また、こういった"スタンダード"の中から、突出した新たなベクトルが生み出されることを期待している。アンコールは、グリーグの何か(忘れた…)と、ジャン・マティシア、っていうかクリスチャン・ロバの「悪魔のラグ」。「悪魔のラグ」は、若さ爆発!という感じ。こういうの、けっこう好きです。

2010/02/23

経過する時間

木下直人さんより以前頂戴した、イベールの「コンチェルティーノ・ダ・カメラ」の録音を聴いている。Piérre Clémentのカートリッジによる、世界最高の復刻。その辺に売っている(失礼!)復刻CDなど、問題にならないほどの鮮明な音質、手で触れることができるような肉感的な印象を受ける。SPって、ノイズの抜きにすれば、こんなにすばらしい音を出すことができるのだなあ。

演奏も、勢いがあって、みずみずしくて、これは「生まれたての音楽」そのものだと思う。ラッシャーのヴィルトゥオジティに感銘を受けたイベールが、インスピレーションをそのままに楽譜へと書き写し、その楽譜を、さらにミュールがフィリップ・ゴーベールとともに解釈し、一発録りでSPに吹き込んだのだと。今聴くと「イベールはイベール」ということなのだろうが、当時としては本当に最先端の出来事だったんだなあと想いを馳せる。

そんな瞬間に立ち会うことができなかったのは残念だが、果たして立ち会った彼らは、この録音が80年先にこうしてスピーカーから流れている様子を想像できただろうか。流れてくる音楽は、相変わらず「生まれたての音楽」を奏でているけれど、外の世界はこうして80年も経ってしまった。"録音"と"時間"とは、誠に不思議なバランスの上に、感覚として存在しているものなのだな、と思う。

2010/02/22

ロバのエチュードについて

以前この記事でちらっと話題にしたが、クリスチャン・ロバのエチュードについて、13番目と14番目がわからない、ということがあった。これについて、李早恵さんより教えていただいたので、ご紹介したい。

内容をそのまま貼り付けると、


The 15th Etude for alto"Worksong"
The 14th Etude is for alto and bass clarinet (or tenor) called "Massai" for Richard Ducros and Olivier Sliepen
The 13th Etude is a cadenza for The Glazounov concerto.


なのだそうだ。まだまだ国内で演奏される機会は先になりそうだが、いったいどんな曲なんだろう。特に、13番目のグラズノフの「協奏曲」のカデンツァが気になる!グラズノフのカデンツァの作曲というと、真っ先に思い出すのがシガード・ラッシャーのカデンツァだが、クリスチャン・ロバのカデンツァだなんて、ちょっと想像がつかない。

15番目の「Worksong」については、作品の成立について、オコナー氏が語ったインタビューがYouTubeにアップロードされている。YouTubeにアップロードした「Jungle」の演奏を観て、ロバ氏がオコナー氏にメールを送り、そこから交流が始まったそうだ。YouTubeの演奏から曲が生まれるだなんて、まさにこの時代ならではですね。

2010/02/21

Aurelia Saxophone Quartet "Blow!"

最近、日曜の夜になるとスティーヴ・ライヒの「Music for 18 Musicians」を聴きたくなる(ちょうど今部屋に流しているところ)。

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新譜というわけではないが、こんなのもあったなあと思ってご紹介する。オランダ発だが、世界的にも有名なアウレリア・サクソフォン四重奏団のライヴアルバムで、四重奏のために書かれた様々な作品を集めたもの。一枚のCDが、最初から最後までまるでコンサートのように構成されており、これを一回通して聴くだけで、サックス四重奏の様々な地平を眺めることができる。

買ったのは高校生の頃だったはず。アウレリア四重奏団やアルノ・ボーンカンプという名前は、クラシックサックス吹きの間ではある種のステイタスのようなものを持っていたが、最近の若い方は知らない人も多いのではないかな(ある世代を境に、とたんに知らない人が多くなる傾向がある)。昔は頻繁に来日していたようなのだが、最近はあまり来なくなってしまったから、というのが原因のひとつだと思う。また、ちょっとCDが手に入りづらい時期があったのだが、最近は再発も多く、聴こうと思えば気軽に彼らの演奏を聴けるようになってきた。amazon等でも探せると思うので、ぜひ手にとってみて欲しい。

Aurelia Saxophone Quaret - Blow!(Challenge Classics 72005)
George Gershwin - Rhapsody in Blue
Samuel Barber - Adagio for Strings
John Cage - Four 5
Elliott Carter - Canonic Suite
Michael Torke - July
Perry Goldstein - Blow!
David Dramm - Come True
David Dramm - Master Bop Blaster

今となっては、「ラプソディ・イン・ブルー」、バーバーの「アダージョ」、マイケル・トークの「ジュライ」、カーター「カノン風組曲」などは、最近でこそ聴く機会も増えてきたが、10年ちょっと前は、このCDに収められたどのさくひんもが、一朝一夕には考えられなかったレパートリーではないだろうか。

正直、ライヴ演奏というコンディションもあって、録音状態や精度的な意味で捉えれば他の団体の演奏に一歩譲る部分も多い。例えば、「ジュライ」はニュー・センチュリーSQのセッション録音のバランスやスピード感覚には敵わないだろうし、「ラプソディ・イン・ブルー」やバーバーの「アダージョ」なんかは、テクニック的な面から言えばスピリタスQのほうが明らかに上だろう。だが、不思議と心ひかれる演奏で、各所に感じられる歌心とか、こう表現するんだ!という強い意志のようなものが、スピーカーを通じて伝わってくる。

そして、驚きは、後半のプログラム。ゴールドスタインの「Blow!」とディヴィッド・ドラムンの「Come True」「Master Bop Blaster」。この3曲におけるアウレリアの演奏は、まさに水を得た魚といったふうで、とても強烈な印象を残す。「Blow!」は13分にも及ぶ長大な曲だが、ロックやジャズといった音楽と、クラシックのエッセンスを見事に融合し、長大な終結部を伴なうロンド形式でまとめ上げた作品。最初のスピード感あふれるテーマと、ゆっくりで、しかし濃密なテーマの2つがが何度も回帰しながら、曲はハイテンションなまま突き進む。最終部に出現する、バリトンサックスとソプラノサックスのソロは、とにかくかっこいい!

さらにパワーアップしての「Come True」と「Master Bop Blaster」は、これはもうほとんどロックの世界ですね。特に「Master Bop Blaster」の変態(褒め言葉です)っぷりは、意表を突かれるというか、私はこの曲以外でこの編成の作品を聴いたことがない。あ、「Lament on the Death of Music」が、ある意味同じかな(笑)。本当はCDを買って欲しいのだけれど、YouTubeにアップロードされていることを教えちゃいましょう。アップロードしたのは、ソプラノ吹きのリンデン氏なので、ここに貼るのも問題ないはず。