今年2022年の頭あたりから、武藤賢一郎アーカイブチャンネル、という演奏者ご本人公認のYouTubeチャンネルが登場した。武藤賢一郎氏の過去の演奏録音を、本人の許可を得た上で少しずつアップロードしていく、というもので、ペースはゆっくりながら興味深い録音も多く、多くのサクソフォン関係者が注目しているようだ。
https://www.youtube.com/channel/UC_grGJAwV4oel6uPPTuyrtQ
さて、その中で最近アップされたものが、なんとラーシュ=エリク・ラーション「サクソフォン協奏曲」である。しかも、詳細は書かれていないが、これは間違いなく昭和音楽大学のサクソフォンアンサンブルとの共演録音(録音年を知りたい)で、昔私もなぜかMDを持っており、聴いた覚えがある。
揺るぎないこのスタイルは武藤氏の演奏そのもの。極めて高密度の、突き抜けてくるような音も特徴的だが、実際聴こえてくる音と、録音で聴く音(ともすれば油絵の具のようなベタっとした音にも聴こえてしまう)は、また少し違う。2010年には演奏会で生の音を耳にしたことがあるが、印象を大きく変えた覚えがある。
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