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ポール・ジルソン Paul Gilson(1865 - 1942)は、ベルギー生まれの作曲家である。ブリュッセル生まれ、1886年からブリュッセル音楽院で作曲を学び、その後1889年にローマ大賞を獲得している。同年より、ブリュッセル音楽院で、1906年からはアントワープ音楽院で後進の育成にあたった。「レビュ・ミュジカル・ベルジュ」誌上での批評活動も有名である。サクソフォン作品としては、生涯に下記の5曲を制作したと言われている。
1er Concerto (1902) for Alto Saxophone and Orchestra
2me Concerto (1902) for Alto Saxophone and Orchestra
Fackelzug for 5 Saxophones
Pieces roumantiques for Alto Saxophone and Piano
Quatuor for 4 Saxophones
Premier Concertoは、往年の名手、エリザ・ホール Elise Hallに捧げられた。ホール女史といえば、ドビュッシー「ラプソディ」や、シュミット「伝説」などを献呈されたことでも有名である。曲は以下の3つの楽章から成る。
第1楽章 Deciso
第2楽章 Andante ritenuto
第3楽章 Presto
出版社Hal Leonardの公式YouTubeアカウントに、Tom de Haes編(吹奏楽版)の抜粋の録音がアップされており(とても良い演奏!)、曲の雰囲気を知ることができる。エリザ・ホール氏に献呈された作品は、これまでに聴いたことがあるが、その中でも群を抜いてテクニカルな内容だと感じた。
日本での初演記録は、下記の通り。実は、上記のYouTube上の演奏は、この日本初演時の演奏なのだそうで。
【名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ第33回定期演奏会】
2014年9月25日(木)18:30開演(18:00開場)
会場:日本特殊陶業市民会館フォレストホール
指揮:ヤン・ヴァン=デル=ロースト
独奏:滝上典彦
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