なんと、マルセル・ミュール演奏のポール・ボノー「ワルツ形式によるカプリス」にドラムスを当てる、という動画で、もちろんミュールの演奏は録音なのだが、なんとも微妙なシンクロ具合が可笑しいのであった。
他にも、クラシック・サクソフォンの名曲にドラムスを当てた録画があるので、この機会に一挙にご紹介したい。
・デニゾフ「ソナタ」第3楽章
原曲(サクソフォン+ピアノ)に、ドラムスとベースが加わることによって、同曲が持つジャズのエッセンスがあからさまに表面化する。平野公崇氏(クリヤ・マコト氏?)のアイディアによって実現され、アルバム「Jurassic」に収録された。デニゾフの遺族も絶賛したという。この演奏は、ウィーン音楽院教授のLars Mlekusch氏による。原曲はこちら。
・ゴトコフスキー「四重奏曲」第6楽章
四重奏曲+ドラムス。「ゴトコフスキーの四重奏曲にドラムス…?なぜ…?」と、そもそもの動機付けが謎だったが、なんだか妙にかっこ良く、これはこれでありかも!と思うのであった。リズムのシンコペーションの面白さが助長されるところに耳をひかれた。中間部にはドラム・ソロもあり、また、ところどころに入る小物の音も楽しい。演奏はQuatuor Morphing。原曲はこちら。
・吉松隆「ファジイバード・ソナタ」第1楽章
原曲(サクソフォン+ピアノ)に、ドラムス…ではなく、パーカッションの小物が入る。サクソフォンもピアノもドラムスも、妙にフリーダム(笑)である。原曲はこちら。
Post by Albert Julià.
昔から持っているアイディア:フィル・ウッズの「3つの即興曲」にドラムスを当てたら絶対良いと思うのだが…。
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年が明けました。2015年もよろしくお願いします。
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