2014/10/20

10/26演奏会の演奏曲紹介(ピーターソンのトリオ)

ラッセル・ピーターソン Russell Peterson氏は、1969年生まれのアメリカのサクソフォン奏者、ファゴット奏者、作曲家である。オハイオ州立大学出身で、現在はConcordia Collegeにてサクソフォン科、ファゴット科、ジャズ科の教授職を務める。サクソフォン奏者として多くのアルバムに参加し、自作の演奏も多く、頻繁に名前が聞こえてくるアメリカの奏者の一人。Transcontinental Saxophone Quartetのソプラノ奏者で、ディヴィッド・マスランカ「マウンテン・ロード」の初演も行っている。

フルート、サクソフォン(+もう一つの楽器)という編成の作品はそれほど多くなくて、オリジナル作品がせいぜい300曲ということらしいが、おそらくそのなかでも近年最も人気を博している作品のひとつが、このラッセル・ピーターソンの「フルート、アルトサクソフォン、ピアノのためのトリオ」である。サクソフォンの機動性を存分に取り入れた、聴衆へのアピール度が高い作品の制作を得意とする。今回、メンバーに練習の手ごたえを聴いたところ、「音数の割にさらいやすい」とのこと。やはり、コンポーザー・サクソフォニストならではの曲の作りになっているのだなあと再認識した次第。

とにかくかっこよくて、インパクト絶大!初めて聴いたときは衝撃的だった。本当に、誰が聴いてもかっこいいと思うはずだ。

アルトちさ、フルートやすこ、ピアノびるでお送りする。今回は第3楽章のみの演奏(いつか全楽章やってほしい)。作曲者自身による全曲の演奏は、下記から聴くことができる。


ちさやすこ両名は、先日フィリピン・マニラ市においてすでに3回の演奏をこなしたそうだ。たぶん、その演奏はなんとフィリピン初演だった…はず。

楽譜の入手については、以前ブログ記事にしている。
http://kurisaxo.blogspot.jp/2013/11/russell-peterson-trio.html

【Tsukuba Saxophone Quartete Concert Vol. 5.5 at Ernie's Studio】
出演:Tsukuba Saxophone Quartet
日時:2014年10月26日 14:00開演
会場:アーニーズスタジオ
料金:入場無料(投げ銭制)
プログラム:
C.コリア/旭井翔一 - アルマンド・ルンバ(S.Sax & B.Sax版初演)
加藤昌則 - オリエンタル
伊藤康英 - 木星のファンタジー
R.ピーターソン - トリオより第3楽章
JacobTV - Grab It!
W.グレゴリー - 干渉
木山光 - ハデヴィッヒII

(チラシ・クリックして拡大)

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