ジャズ・サクソフォン奏者として高名なブランフォード・マルサリス Branford Mrsalis氏が、なんとロバート・ムチンスキー Robert Muczynskiの「ソナタ Sonata」を吹いているという動画を見つけた。ピアノはイギリスの作曲家、サリー・ビーミッシュ!
そもそもマルサリス氏は、クラシックの方面への取り組みも多く、クラシック作品で構成されたアルバムをリリースしているくらいなのだが、Thunderさんのブログにまとまっているため、そちらに譲ってここではその辺りについては割愛する。だからクラシック作品をムチンスキーを吹いていたとしてもそれほど驚かないのだが、今回は演奏に驚いてしまったのだ。
なんとふくよかで美しい音色!何年か前にリリースされたいくつかのクラシック・アルバムを聴くと、かなりジャズ色を残した音色が印象に残るのだが、この音で演奏されると「クラシック専門です」と言われても納得してしまうかもしれない。セッティングや奏法などを研究し、進化したということだろうか。ほんのわずか、テクニカルな面でのミスもあるものの、楷書体でしっかりと演奏されており、マルサリス氏のキャパシティの大きさを窺い知ることとなった。
同じコンサートでは、「アルバトロス Albatross」も演奏されたようだ。サリー・ビーミッシュの作品で、2012年の第16回サクソフォン・コングレスで世界初演された作品。こちらはソプラノサクソフォンでの演奏。
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