今日はカールハインツ・シュトックハウゼンの誕生日!あとで「ティアクライス」を聴こう。
シュトックハウゼンが作曲した連作「Klang (Die 24 Stunden des Tages)」の20作目「エデンティア」は、ソプラノサクソフォンとエレクトロニクスのための作品である。21作目「楽園」の完成後にシュトックハウゼンは亡くなったというから、まさに死の直前に完成された作品だといえるだろう。
「Klang」13曲目に配置されている「宇宙の脈動」という24トラックの合成から成る電子音楽の、4~6トラックを抜粋、さらにカティンカ・パスフェーア(フルート奏者で、シュトックハウゼンの良き理解者・協力者であった)の声がミックスされ、そこにソプラノサクソフォンが重なっていく。終始鳴り止まない電子音楽に、最初聴いた時は大きな衝撃を受けたが、その躍動感あふれる繰り返しを嘲笑するような技巧的なサクソフォンの動きが面白い。全体を通してサクソフォンはやや副次的に扱われるという印象も受けた。以下の動画で舞台上での演奏を観ることができるが、パフォーマンス要素も含まれた作品である。
Wikipediaの説明を少し眺めてみたところ、エデンティアとは「エデンティアとは天体ウランティアが所属する「銀河(constellation)」ノルラティアデク(Norlatiadek)の中心天体である」だそうだ。...(?_?)なるほどわからん。この説明が載っているというウランティアの書(ウランティアブック)ってなんじゃい、と思って、オペラ「光」の元となった哲学本?宗教本?なのだそうだ。パブリックドメインとのことで全文が参照可能だが、およそ2000ページ弱…無理。エデンティアの説明を拾ってきたが、こんな調子。うーむ、ますますわからん。。。
Edentia, the headquarters of your constellation of Norlatiadek, has its seventy satellites of socializing culture and training, on which ascenders sojourn upon the completion of the Jerusem regime of personality mobilization, unification, and realization.
尻切れトンボな説明ですみません。Marcus Weissが公式録音に参加しているので、興味がある方はぜひお買い上げいただければと。日本では、白井奈緒美さんが初演している。
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