朝起きたらNorth American Saxophone Allianceからメールが入っていた。何かと思えば、あのThomas Liley氏の訃報であった。
ユージン・ルソー氏の弟子としてアメリカを代表するサクソフォン奏者の一人であり、アメリカ海軍バンド奏者として活躍し、教育の分野でもインディアナ州立大、ミネソタ州立大、カンザス州立大、アイオワ州立大等で客員教授として後進の指導にあたった。まさ、国際サクソフォン委員会の執行役員として、ドゥラングル教授とともにサクソフォン・コングレスの運営にも携わった。
昨年のWSC@セント・アンドルーズでディヴィッド・デボア・キャンフィールド氏の「ソナタ・アフター・ブラームス」という新作の演奏をSt. Leonard Auditoriumで聴き、感銘を受けたものだ。観客席左下に石渡先生が映っていますね…この時、石渡先生にいろいろとLiley氏のことを聞けたのだった。
1948年9月生まれとのことだから、まだ60代。WSCのときに演奏を聴いた限り、衰えなど全く感じさせなかったのだが、何か大きな病気をしてしまったのだろうか。まだまだどこかで演奏を聴く機会もあるだろうなと思っていたのだが…早すぎる訃報に、さすがにショックを受けてしまった。ご冥福をお祈りします。
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