ディアナ・ロタル Diana Rotaruは1981年生まれのルーマニアの女流作曲家。同じく作曲家であるドイナ・ロタル Doita Rotaruを母に持ち、ブカレスト国立音楽大学とパリ国立高等音楽院で学び、以来数々の作曲賞を受賞。現在はブカレスト国立音楽大学で作曲科講師を務めている。
日本国内では、2004年の第25回入野賞受賞作の作曲家として知られている。その受賞作がサクソフォンと室内オーケストラのための「シャクティ Shakuti」であり、2005年12月15日、東京文化会館小ホールにおいてダニエル・ケンジー Daniel Kientzy氏と板倉康明指揮東京シンフォニエッタが世界初演を手がけた。再演は2006年のサクソフォーン・フェスティバルで、サクソフォンと室内オーケストラの作品集、という企画のなかで演奏されたのであった。この時の独奏は平野公崇氏、バックは同じ布陣。
冒頭、ソプラニーノサクソフォンの"Flauto"奏法が妙に印象的で、ずっと作曲者名と曲名は覚えていたのだが、肝心の音を忘れてしまっていた。最近ふと思い出してネットを探索してみたのだが、ダニエル・ケンジー氏による初演の録音を、ドイナ・ロタル氏のSound Cloudで聴けることが判明したのでご紹介したい。2007年にこの曲のCDについてのメールをロタル氏に送ったところ返信があり「非商用盤なのでお店では買えないけれど、持ってるからCD送ってあげますよー」と言われたきり、送られてこなかったのだった。懐かしいな。
「シャクティ」のSound Cloudへのリンクはこちら。
https://soundcloud.com/dianarotaru/shakti
Sound Cloud、最近流行ってますねえ。お気に入りは雲井雅人氏のSound Cloudページ(たぶん多くの方にはお馴染みだと思う)。こちらもまた紹介したい。
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