サクソフォン奏者・作曲家として有名なジャン=ドニ・ミシャ氏(リヨン音楽院教授)。おそらく、クラシック音楽の正統的な語法を身に付けたサクソフォン奏者として、世界でもトップクラスの演奏をする演奏家だと思っている。ミシャ氏が吹き込んだバッハの「無伴奏フルートパルティータ」やシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」が収録されたアルバムをご存知だろうか。入手困難にも関らず、クラシック奏者としては必ず所持しておくべきアルバムとして名高いのである。
そのミシャ氏、オーケストラとの共演も多いようだが、氏がモーツァルトの「オーボエ協奏曲」を演奏している動画を見つけた。しかも全曲!Maxim Valkov指揮St-Petersburg Capella Chamber Orchestraとの共演である。ホールの響きがお風呂みたいでやや聴きづらいが、それでもミシャ氏の尋常ならざるプレイは良く伝わってくる。第3楽章の粒立ちのはっきりした音など、見事なことこの上ない。カデンツァはミシャ氏のオリジナルだろう。
本職のオーボエの人は、この演奏を聴いて何を思うのだろうか。気になるなあ。
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実家の庭で芝桜の素敵な写真が撮れたので、載せておく(クリックすると拡大)。NEX-5N&SEL50F18で、ISO100&F4.0&1/500。単焦点レンズは楽しい。
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