この土日、母と祖母が長野より上京したので、東京の各所を案内した。まずは押上にて、スカイツリー→スパイスカフェ→長屋茶房天眞庵(これを文花的はしご、という)、そのあと西へと移動し、長谷川町子美術館→日本海上野毛本店という流れで一日目は終了。二日目は、多摩川沿いを歩きながら桜を観た後、午後は新宿三丁目の寄席、末廣亭にて落語鑑賞。お弁当を食べながら、帰りのバスの時間まで楽しんだ。
さて、今回落語は初めてだったのだが…
(観た部分は、こんなところ)
落語:桂文雀
落語:柳家喬之助
漫才:ホンキートンク
落語:入船邸扇治
落語:林家錦平
粋曲:柳家小菊
落語:古今邸志ん[弓爾]
おもしろいですね!予約というものは無く、当日券(2800円とリーズナブル!)を買って、途中退場市内限り昼の部・夜の部と4時間ずつたっぷり楽しめる。昼の部・夜の部入れ替えナシの場合は夜の部まで通して観られるそうだ。ひとりあたりおおよそ15分から20分、分かりやすく面白い噺が、入れ替わり立ち替わりどんどんと続く。小川のような、淀みない流れの噺に舌を巻き、スイスイと進む噺の中、「ここだ!」という肝要な部分でオチが入り、会場が沸く。
普段サクソフォンのコンサートなど聴きに行くせいか、それに重ねて観てしまう。淀みない音楽の流れ、ここぞというところでの名人芸的なフレーズや情熱的な歌い込み、など。大前提をクリアした上で、最初から最後まで安売りするのではなく、焦点を絞った感動こそ、人の心を動かすものなのかもしれない。
あ、でもホンキートンクの漫才のような、息つく暇もなく、畳み掛けるようなエンターテイメント性溢れるものも、これはこれで良いな、と(^^;それから、粋曲(三味線片手に歌うネタ曲、とでも表現すれば良いのかな)の途中に出てきたこんな都々逸(7,7,7,5のフレーズ)が妙に頭に残っている。
花は口実、お酒は道具、酔ってしまえば出来心…
なんか分かる気がする(ん?)とにかく、落語、一度は観に行かれることをオススメします。昼の部・夜の部のそれぞれ最後には、真打?主任?という有名どころの噺があり、それを目的にするもよし、あまり名前も聞かないような若手の噺を楽しむもよし、いろいろな楽しみ方ができることだろう。音楽以外の表現芸術を楽しむのも、たまには良いですね。また行こうっと。
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