2011/11/23

To "B" Continued...

テキスト入力目的で、QWERTYキーボード付きの端末がずっとほしかったところ、LifeTouch NOTEがずいぶんと安くなっていたので購入。最初ATOKの流儀に苦労したが慣れればガンガン入力できる。Jota Text Editorとの相性もすばらしく、持ち歩いて文字を打ち込む機会が増えそうだ。

下の文章は、LifeTouch Noteを使って書いた後、GmailでPCに飛ばして少々加工したもの。

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R.プラネル「バーレスク」
A.デザンクロ「四重奏曲」
J.マティシア「チャイニーズ・ラグ」
高橋宏樹「アルルのサックス展覧会」
J.S.バッハ「G線上のアリア」
石川亮太「日本の四季によるミニアチュアシンフォニー」
高橋宏樹「トゥー"ベー"コンティニュード」

おなじみQuatuor Bのアルバム、ようやく聴くことができた。ここ3年ほどで新生のカルテットはどんどんと出てきているが、それぞれ個性的な活動を展開しており(ありきたりな活動や、他の真似事をするような四重奏団はほとんどない)、聴く方にとっても楽しみが増えたなあと思っている。昔みたいに圧倒的にこの団体かこの団体ということはなく、それぞれが肩を並べながらオリジナリティを競っているようなイメージだ。

Quatuor Bについては、すでに多くの方がご存じの通り。各種リサイタル、CD録音、地域活性化事業、サキソフォックスのお友達…それぞれが独奏者として十分な技術と音楽性を持っているメンバーであり、かつエンターテイメント性にも優れた団体であると思う。デビューアルバムは、スタンダードから新作までをバランスよく集めた選曲となった。

プラネルの「バーレスク」とデザンクロの「四重奏曲」は、まっとうなプログラムにまっとうな演奏と、逆にちょっと物足りない位なのだが、堂々たるものである。10年ちょっと前であると、その曲を演奏をしたくなくなるような変な演奏も氾濫していたものだが、確実にサクソフォンの技術の底上げは継続しているのだなあという印象を受けた。おそらく、地方公演の際にロビーで売られるのはこのCDなのだろう。とある中高生にとっては、この演奏を通してデザンクロの存在を知るということだ…なんだか嬉しくもある。ただし、第3楽章最後のアーティキュレーションについては、ちょっと釘を刺しておきたい。

マティシアという、ちょっとひねくれた選曲もGood(まあ、クリスチャン・ロバですから)。遊び心いっぱいで、間合いの取り方など日本人が聴いてドンピシャの部分を突いていると思う。「アルルのサックス展覧会」は、これはサクソフォンの名曲をコラージュしたものであるが、楽譜も同時出版されているとのことで人気がでそうだなあ。おなじみの高橋宏樹氏による珠玉のアレンジ。

箸休めの「G線上のアリア」を聴いた後は、日本の四季をテーマにした組曲。石川亮太という素晴らしいアレンジャーのサポートの元、縦横無尽に駆けめぐる。サクソフォンのために書かれた日本の四季メドレーといえば、野村秀樹氏のものが有名であるが、全部入り&アタッカの野村氏編と比べると、厳選かつ抜粋可能という対比が面白い(素材は同じなんですが)。これも流行りそう。

最後に置かれたアンコール作品は、ポップス&ジャズスタイルの小品。セカンドアルバムでの、さらなる飛躍を期待させるものである。

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