【music (to you)】
出演:渡瀬英彦(フルート) 梅原光洋(テノール) 荒井絵梨(ヴァイオリン) 飯野和英(ヴィオラ) 宮澤等(チェロ) 中根康美(ギター) 五味こずえ(ピアノ)
日時:2011年3月21日(月・祝) 17:00開演
プログラム:
アストル・パンタレオン・ピアソラ:「タンゴの歴史」より
ジャック・イベール:間奏曲
ブラジル・ショーロス:Tico Tico, Primeiro Amor
フランソワ=ジョセフ・ゴセック:タンブーラン
アストル・パンタレオン・ピアソラ:Oblivion
フレデリック・ショパン:仔犬のワルツ
吉松隆:「優しき玩具」より
ヴィットォーリオ・モンティ:チャルダッシュ
アンドレ・ジョリヴェ:リノスの歌
セルゲイ・タネーエフ:弦楽三重奏曲 Op.31より第三、四楽章
武満徹:ソングス・フォー・ギターより "Over the reinbow"
カンツォーネ:帰れソレントへ
クロード・ボラン:「ジャズ組曲」より "Baroque and Blue"
セザール・フランク:「ヴァイオリン・ソナタ」より
急遽開催が決まった演奏会だが、主旨としては、こんなところである。この文章も、主催の先輩が書いた。
街から歌が、消えかけています。
圧倒的な、想像を遥かに越えた暴力。被災された方々へ手を差し伸べることも出来ない無力感、 怖れや不安、消耗していく心。街は、驚くほど静まり返っています。
そんな今だからこそ、改めて音楽の持つ力を信じたい。
音楽には生きることの全てが詰まっています。
時に優しく、時に厳しく、時に鼓舞し、時に寄り添う。
音楽はそれ故、私たちの(あなたの)心を揺さぶるのでしょう。
今回は困難な状況の中で、趣旨に賛同頂いた音楽家が集まり、街角から音楽を届けます。
いつの日にかまた笑顔が取り戻せるように。
それは本当にささやかな祈りですが、確かな光になることを願って。
写真撮影を頼まれていたため、リハーサルから聴いた。演奏家たちの姿をカメラに収めながら、じっくりと音を聴くことができる機会などめったにない。それぞれが素敵な音楽だった。ここ数日の沈んだ気持ちが、少しずつ回復するような気がした。
演奏会本番の時間帯では、依頼されてIS05を利用したUstreamでの中継にトライ。前半はギリギリなんとかなったが、後半の途中で熱とバッテリーが限界を迎え、あえなくアプリがダウン。うーむ、通信しっぱなしになるため、1時間半が限界ということか…。いつ落ちるかと気が気でなく、あまり演奏を楽しむ余裕もなかったのだが、通信が落ちてからは落ち着いて聴くことができた。
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